眼瞼下垂で三角眼の原因は何ですか? | こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

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名古屋で形成外科・美容外科・美容皮膚科の院長のブログです。
診療で気付かされたこと、勉強になったこと、友人からの質問などなどを書いていきます。特にアクアミドなどの非吸収性注入物の問題について書いていきます

眼瞼下垂の手術で三角眼になる原因は様々ですが、

年齢により三角眼になる原因は異なります。

また、霰粒腫(ものもらい、めんぼ、めばちこ)などの手術をしていると三角眼になりやすいです。

では、三角眼になる原因は何でしょう。

前回の http://blog.livedoor.jp/koizmmasaki/archives/35001065.html で書いたように

眼瞼挙筋は外側のほうが強いので、そういったことを知らずに手術を行うと外側の上がりすぎた

三角眼になります。

ついで多い原因は まぶたの瞼板という組織が固くなっていると滑らかに上がらず、

眼瞼挙筋と瞼板を固定した部位だけが挙がったり、その部分が糸を絞めることで折れ曲がり

三角眼になります。

また眼瞼挙筋を過剰に前転させても三角眼になります。糸で止めた部位が三角の頂点になってしまいます。

下のお写真は、過剰に前転した症例の修正手術の手術中写真です。赤い眼瞼挙筋の筋肉自体に糸がかかっています。本来はその下の白い部分、それも筋肉から5mmぐらい話した位置で固定するのがベストです。
なぜならそれが正常の解剖に近いからです。
$こいずみ形成クリニック院長のエトセトラ



また、内側が上がりにくいために、相対的に三角眼になってしまう場合もあります。

この場合は、内側を上げるようにすることが重要です。

この方法については、また書いていきます。

これがという理由ではなく、いろいろな要因が組み合わさって三角眼になります。

なので、これかなと思う原因を解決してもなかなか治らないのが三角眼です。



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