異物除去は難しい手術です | こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

名古屋で形成外科・美容外科・美容皮膚科の院長のブログです。
診療で気付かされたこと、勉強になったこと、友人からの質問などなどを書いていきます。特にアクアミドなどの非吸収性注入物の問題について書いていきます

今月になって


アクアミド除去


しこりになった注入脂肪除去


と、除去の手術が続いております。


注射で入れるだけですが、


除去は困難です。


脂肪注入の症例では、かなり大きなしこりとなっていました。


顔への脂肪注入は、あまりしこりになることはないのですが。


この症例では、かなり大きなしこりが取れましたし、しこりはほとんどなくなると思いますが


その結果、へこむと思います。


へこんだ時には、その時に考えましょうとお話してあります。



アクアミドの症例は、今月4例行っております。


注入してからの期間が長いと


しこりとなってくることもわかっています。


2例の方が アクアミドを吸引して除去するという手術を他院で受けられていましたが


私が除去したのはしこりとなっていましたし、変化もなかったとのことでしたので


吸引では取れなかったのだ思います。


こういったことからも異物除去の難しさは理解できると思います。


ちなみに


本当にひどいしこりになった方は、その真上を切開して除去しております。




傷は残りますが、異物が完全でなくてもなくなったという安心感のほうが


大切なようです。



ちなみに鼻の穴の中から行いますが、眉間に入っているものは眉毛内に5~10mm切開を入れて除去します。


法令線に入れてしこりになった方は、法令線の真上を幅5mmぐらいで皮膚ごと切除して除去します。


傷は残りますが、この部分の傷痕は非常にきれいになりますし、


法令線も浅くなります。





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