#ヒロインに言わせたいセリフ


「そんなの山ほどあるぞ…」という直感とは裏腹、案外コレというものを捻り出すのに手間取った。

というのも。

当方、(誠に幸いなことに)セリフの言い回しについては不自由しないという自負があったのだ。

巧拙のお話ではなく、比較的『楽ちん』に事が運ぶよ、ということ。

それでは何故、今回に限っては即座に思い浮かばなんだ。


そうか、僕は人物に依存したセリフづくりを続けてきたからだ。

“ヒロイン”という範疇でモノを語らせる能が、僕から欠乏しているのだろう。

ためしに
「【 富田 保奈美 (32) 学芸員 】に言わせたい台詞」
…で 考えてみたらば、ロクでもないアイデアが次々に浮かんできた。こりゃ面白い。

なるほど。


タイムラインで拝見したツクラー各位のセリフは、ヒロインにカギカッコの付いた ご本人の主義主張だったり、あるいは趣味趣向だったり。
みんな上手いことやってるんだなぁ…

ひょっとすると、アレだろうか。
僕の作品はバフチンが言うところのポリフォニー小説に近し…やめたやめた。

こっぱずかしい自己分析は、やめておこう。


それじゃあ、僕が捻り出した答え
あれは一体どうなんだい?
タグまで付けてツイートしていたけれども。
どんな人物を想定しているんだい?

分からない。

が、もしかすると、あのセリフは単に、
僕が女性から言われたいことだったのかもしれない。

そう考えると、あんなのはもう赤面ものだ。
ヨソサマにお見せするモノじゃあない。

さりとて後から取り消しというのもバツが悪い。
おお、ジーザス。


結局こっぱずかしい話になってしまった。
ヒロインって、一体。

モンタ