今を象徴する二つのサッカー
その一人の監督の言葉
『 ボールポゼッションに興味はない。大事なのはボールを持つことではなく、チャンスを作ることだ。我々のチームには走力のある選手が前線にいて、(相手ボールを奪い取ってカウンターに入った場合) スペースにおいてアドバンテージがある。そこで得たチャンスを決めるかどうかだ 』
By アトレティコ・マドリード(スペイン・リーガ)、シメオネ監督(アルゼンチン人)
もう一人
『 私はボールを持つことを心から愛する。ボールを手放すことなど毛頭考えていない。ボール保持はより多くのチャンスを作るためで、相手のカウンターを受けない為でもある。これはフィーリングの問題だ 』
By マンチェスター・シティー(イングランド・プレミア)、グラウディオラ監督(スペイン人)
本人がどういうプレーヤーだったかってことは当然ありますが、典型的な真逆の考え方です
ていうか、やっていましたがシメオネがプレミアでグラウディオラがリーガと逆のリーグでやるプレースタイルですよね (^^)
日本人の大半はグラウディオラが正解でシメオネが不正解
と勝手な大きな間違いをしている
どっちが正解なんてないのに、上記の戦術は批判の的(アホかって)
断然、ハリルと私はシメオネ派かな(根性論 笑)
バルセロナを大好き(心酔している)な大多数の日本人は、勘違いしてグラウディオラ
これって高いレベルまでプレーをしてきてサッカーを理解している人なら分かると思いますが、シメオネは弱者が強者相手に勝つために使う戦術で、グラウディオラは強者が勝ち続けるための考え方
これも勿論そのリーグでやる最低レベルがあることが前提で
アトレティコも相当強いですが、もっと強いレアルやバルサに勝つにはこうしなければ勝てないのをシメオネは分かっているんです
前にも書きましたが、湘南が鹿島と戦う感じですね
シメオネ(曺さん)の練習は超ハードで有名
なぜなら、ゲーム本番(本気試合)で死ぬほどのハードワークを求めるからです
日本代表って、レアルやバルサ(ヨーロッパ王者)くらい相手を受けて立つほど上手くて強かったですっけ?
これも何度も同じことを言いますが
『 勝てるならボールポゼッションをして自己満足の美しいサッカーをやればいいんじゃないの? でも、世界で勝てないから変えなきゃダメだろ? 』
て言ってんの
アジアで一番になって粋がってて満足ですか? って話
ジュニアも同じ
J下部ジュニアと同じことしてたら力が上だから絶対勝てないし、そこのジュニアユースを狙ってる選手がいても、同じことをしてたら何年も育てられたそのジュニア(スペシャルスクール系)の選手が上へ上がるのが当然だから入れないでしょ って言ってるんです
違う切り口を探してやらせ、入りたいジュニアユースのスタッフに『 あの子、凄い良い選手じゃん 』 て思わせなきゃなんないんですから
※GKは特殊で、フィールドプレーヤーとはちょっと考え方が違います
あと、
J下部が全てではないことはずっと言ってますが
何も知らないメディアが 『 超高校級 』 って高校サッカー出身選手をよく祭り上げていますよね
大袈裟に言って
全国大会へ出れるレベルの高校サッカーの部員でも、三年生の一学年60~70人弱から1人がプロになれるかどうかで(全国に何千校もあるうちの限られた数人)
J下部は一学年10人強の中から1~3人が毎年プロに進みますよ
しかも学年は関係なく、良ければ一・二年生でもプロになれますしね(全国に何十チームしかなく難しい)
これプロを狙ってる子がいて、二者択一で入れるんならどっちを選びますか?
普通言わなくても、当然選ぶ方は決まってますよね?
代表選手の割合も、一昔前は高体連出身者が大多数を占めていましたが、J下部がシッカリと整備されてきた近年は7対3・6対4になってきて、今回なんかは5対5のイーブンに近いですよ
この先は逆転し、ほぼJ下部出身者になるでしょう
まず一番にJ下部(強豪町クラブ)JYを目指してみて、入れなくても選手としてダメなわけではないんで、諦めずに次を目指してやって行く
と繰り返しやっていくことが大事です
もし入れれば、少しだけですけどプロになれるチャンスが広がりますよね
これはプロを狙っている選手・保護者への私個人の説明の仕方ですが、
J下部は、俗に言う 『 キャリアみたいなものだ 』
です
勿論選手の努力次第で、当然状況は変わりますよ