私、端役脇役マイナー戦士が大好きです。

例を挙げればきりがありません。

その1 キン肉マンのアイドル超人



最終話近くで放ったアイドル超人ランデブー。何故かウォーズマンが省かれ、このジェシー・メイビアがトリを務めました。そもそもアイドル超人に一度もカウントされたこともなかったのに。そんな唐突さに惹かれます。5人目の戦士はこうして唐突に現れるものなのです!

その2 キン肉マンの五王子



本戦にすら残れなかった残虐チーム大将、キン肉マンソルジャー。彼にはなんの見せ場もありませんでした。新シリーズでもただ一人、死亡のまま出番なし。5人目の戦士は大概、扱いがぞんざいです。

その3 キン肉マンのマイナー超人


まだキンケシで揃っていないため3人で登場ですが、真残虐チームの中でも最もミステリアスな存在だったザゴッドシャーク!彼に至っては、コミックスにおいて名前が確認できない唯一のキャラでした。後にそのマイナーさから脚光を浴びることも増えましたが、5人目の戦士は大抵ミステリアスです。

その4 ドラゴンボール地球人のZ戦士



修行しないのに、悟空と渡り合えたヤジロベー。実はとんでもないポテンシャルを秘めた戦士でした。しかし本人のやる気のなさが災いし、レギュラーからも外された戦士です。たまに出てきていいところをかっさらう、5人目の戦士は一瞬だけ注目されます!

その5 聖闘士星矢の青銅聖闘士二軍



二軍といえばユニコーン邪武。しかし、玄人は台詞もなく戦闘シーンすらなく消えていったライオネット蛮こそ二軍代表であることを見抜くでしょう。意識していなかったら存在すら忘れます。2度目の登場で必殺技と初台詞を引っさげてカムバック。当時の少年の度肝を抜いたキャラでした。5人目の戦士には意外性があります。

その6 桃太郎伝説の太郎達



太郎すらつかない最後の戦士、一寸法師。登場は僅か二回でした。オープニングソングには毎回登場するところが、再登場の期待を煽っています。いつまで待っても出てこない、5人目の戦士は本当に活躍が貴重です。

さて、ながながと私の好きなマイナー5人目の戦士を挙げてきましたが、どうしてこんなにマイナーキャラが好きなんでしょう?

理由は皆目見当もつきませんが、最初に好きになった5人目の戦士にヒントがあるかもしれません。

私の記憶に残る最も古い5人目の戦士。実はドラマ西遊記に登場していました。




一番下段に映る藤村俊二(おひょい)演ずる玉龍その人です。え?西遊記に5人目はいないって?いやいや、実は西遊記にも目立たないけど味わい深い5人目がいるんですよ!

西遊記といえば、白馬に跨った三蔵法師とその弟子、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の四人組が旅する物語で有名ですね。ほら、5人目がいるでしょ!三蔵法師の跨る白馬のことですよ。彼は本当は竜なんです。三蔵の馬を食べちゃったので、馬になってお供しています。元々は由緒正しき天界の龍、玉龍なのです。原作でも一度だけ人間に化けて妖怪と戦ったこともある歴とした5人目の戦士なのでーす。ドラマ西遊記IIにおいて追加されたキャラで、ドラマ二作目を大いに盛り上げてくれたトラブルメーカーでした。

私は再放送世代ですが、この玉龍をいたく気に入っておりました。たまにしか出ないんですよ、なんてったって普段は馬なので。でも、たまに出てくると笑わせてくれるんですよね。弱いし役立たずだけど憎めない。

どこか例に挙げた5人目に通ずるものがありませんか?ひょうきんだったり、クールだったり、影が薄かったりと各々個性がありますが、どことなく憎めなくていざという時には頼りになる男。それが5人目の戦士の魅力だと思います。

もう新しい作品に触れる元気もないので、これから先、新しい5人目の戦士に出会うこともないかもしれませんので、思い出に残るこの5人目達をいつまでも愛しんであげたいなぁと。だって、5人目は割と忘れられやすいですからね!

そういえば旧ブログにも遥か昔におんなじよーな内容を書き込んでいたので挙げておきます。宜しかったらこちらもどうぞ!