私はよく夢の中でレッスンを受けます。
このエゴの私が寝ていてくれているので
存在がメッセージをよこしやすいのだと思います。

 
私は、ある日、白昼夢の変性意識中で
数世紀前のポルトガルの船乗りの男性でした。
20歳位だと思います。
船の帆を張って、高い所で風向きを読んだり潮の流れを読んだりして
みんなに声をかけながら誇りをもって元気に仕事をしていました。
(今の私には全く考えられない元気さとポジティブさでした)

それは父の影響が大きく、権威ある父を尊敬していたので
男性性を尊重できていたのでしょう、仕事が大好きだったのです。
 
母は優しいけれど少し病弱なところがありました。
でも自分が元気に頑張って家庭を守ることで、母への心配を
もみ消していたところがありました。
 
私はやがで結婚し、家に奥さんが来て子供もできました。
でもやはりここでも女性という奥さんが病弱になってゆくのです。

自分はスーパーポジティブで元気モリモリで単細胞で
なかなか奥さんの心の奥にある葛藤まで心が行き届きません。

ただ、元気になってもらえるように、男として仕事をバリバリこなし
お金と笑いを家に持ち帰ることを良かれと思ってやっていました。
精一杯の愛の表現でした。
 
自分なりに頑張ったのですが
最後まで、奥さんは心の底から笑う事がなく
どこかに影を落とし
奥さんの病気の理解までいたらず
自分が脳溢血で先にコロッと死んでしまいました。
 
そこで、凄い後悔が襲ってきました。
「なぜこんなに頑張り続けたのに、僕たちは一つになった感じがしなかったのか。女性の気持ちが知りたい。何を隠していて、どんなにつらいのか。理解したい。わかってあげたい。僕は愛しているんだ!」

そこでそのレッスンは終わり
通常の意識に戻ってきました。

この肉体の女の私は泣いていました。

私の苦しみ、悲しみ、ホルモンの変動による憂鬱さ
全て、理解してあげるための人生だったと。


そうか、そんなに辛かったのか。

そうか、そんなに苦しかったのか。

そうか、そんなに寂しかったのか。

そうか、こんなに複雑だったのか。


女性を体験し理解し知ることで目的を果たしていたのだと。

だから、良い方向に持ってゆこうとか、治そうとか
それが目的なのではなく
この女性という体を持った私(僕)を知りたかったのでした。

だから体験して、アウトプットして、知ってゆく
これが、どれだけ癒される事で、自分の目的としてやってきているのかが感じられました。

自分に受け取ってもらった女性は癒され、愛されていた事を受け取り、元気が戻り、

女性を理解したかった男性は実際女性を知り
「それだったらわかる」と
不安や心配の種が消えて
自分の愛に自信が持てるようになりました。



私の中の4っつを一つにしたお話でした♪