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がん罹患数が増加中!すべてのがんに共通する5つの予兆症状
がん研究振興財団にによると、
2021年(令和3年)の基準において
日本人のがん患者の発生者数は約100万人
と推定されています。
特に、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は
男性が65.5%・女性が51.2%
であるとされています(2019年のデータに基づく)。
≪出典:国立研究開発法人国立がん研究センター≫
過半数を超える有病率を考慮すると
2人に1人は、がんにかかる
可能性が高いことが示唆されます。
このようにがんの
発症リスクが高い場合は、
健康な人でも準備をすることが
重要だと考えます。
今日の知っておくべき健康情報は、
がんの共通した5つの前兆症状です。
① 汗が雨のように降り続ける症状(原因不明の高熱を伴う)
がんは、細胞の異常な増殖によって
組織や器官で発生する病気であり
腫瘍が形成されて周辺組織に浸透したり
他の部位に転移する可能性がある疾患です。
がんの発病時の予兆症状として
普段から理由もなく汗が雨のように流れ
激しい高熱が出ることがあります。
風邪やインフルエンザなどの疾患がない状況で
「理由が不明な熱感」を伴う汗が持続する場合は、
一般的ながんの共通症状です。
他の症状と併発する場合は、がんを疑う必要があります。
高熱が長時間続く場合、
必ず病院で検査を受けることをお勧めします。
② 激しい痛み
すでにがんが生じている病変の周囲では、
不明瞭な激しい痛みを感じることがあります。
普段と同じ生活をしている途中に
突然始まった激しい痛みを感じる場合、
がんのシグナルの一つかもしれません。
原因不明の激しい痛みにより
日常生活が支障をきたしている場合は、
がんが進行している可能性があるため、
早めに病院を受診し
精密な検査を受ける必要があります。
③ 理由のない出血
突然の出血が理由もなく起こることがあります。
例えば、普段から鼻血が出なかった人が
最近になって鼻血が頻繁に出るようになったり、
原因不明の血便や血尿が繰り返し起こる場合、
がんを疑う必要があります。
*がんと出血の関連性:
がんが転移して組織や血管を損傷するため、
外部からの出血や内部からの出血が生じる可能性があります。
したがって、「黒便」や「赤便」は
胃がん・大腸がん・膵炎・膵がんなどの主な症状です。
④ 極度の疲労と体重の減少
食事や睡眠に十分な時間をとっているにも関わらず
起床時に通常の疲れ以上の疲労感を感じて
それが長期間続く場合は、
体からの異常な信号である可能性があります。
さらに、がんの前兆として
代表的な症状の一つに体重減少が挙げられます。
食事が十分であるにもかかわらず
継続的かつ大幅な体重減少が見られる場合は、
精密検査を検討する必要があります。
がんが発生すると、
がん細胞の成長に伴い体のエネルギー(ブドウ糖)が消費され、
体重が減少します。
また、免疫細胞が過剰に活動するため
急激な体重減少は
がんの発症を示す代表的な症状とされます。
⑤ 異常な塊が触れられる
がんが発生してからしばらく経った後、
しこりが触れられる症状が
発生することがあります。
このような場合、疾患がある程度進行した
と考えられます。
大腸がん・甲状腺がん・乳がん(わきの下や脇)・
皮膚がん・リンパがんなど
多く見られるがんの場合
病変が進行した時点でしこりが触れやすくなります。
しかし、しこりが触れられた時点で
すでにがんがある程度進行している可能性が高いため
病変が触れる前に定期的な検診を受け
健康管理をすることが重要です。
今日はがんが発生した際に
共通して現れる症状についてご説明しました。
がんの発症率は思ったよりも高いため、
健康管理や症状の観察に細心の注意を払い
がんの予防に努めることが重要です。
出典: がん研究振興財団・英国NHS