グランフロント大阪で開催中の「中島みゆき展 めぐるめぐるよ時代は巡る」に行ってきた。

来年2025年にデビュー50年を迎える、みゆき様の大規模展覧会である。

 

私は小学校低学年から、彼女の歌を聞き続けてきた。

初めて行ったコンサートは、「カーニヴァル1992」というタイトルのものだった。

札幌厚生年金会館で、心の底から感動にふるえたことを今でもよく覚えている。

一緒に行った母もきっと感激していたと思う。

このとき、私は、小学5年生だった。

 

 

 

年代順にレコードや写真、書籍が並べられたストリートをウロウロと散策しながら、自分で初めて買ったカセットテープ(『夜を往け』)や、親に買ってもらったCD(『歌暦』)など、懐かしさと同時に、高校卒業まで過ごした札幌の情景が思い浮かんだ。

 

展覧会では曲をリクエストすることもできたので、「エレーン」を選んだ。

オーダーした時点で、9曲待ちの状態だったが、会場を流れるメロディはどれもこれもこれまで何十回も聞いている曲だ。

そして、「エレーン」が流れてくると、いつもどおり、涙腺がゆるんだ。

 

会場すべてが自分にとっての神様みたいな人の展示物で満たされた空間。

なんて贅沢な時間だったのだろうと、しみじみ感じている。