8月下旬から先週まで、北海道へ帰省していた。約一年ぶりで、ちょうど一年前には、世界遺産検定マイスターの受験対策しながらの帰省だったな~と思い出す。

 

今回、北海道が世界に誇る世界自然遺産の知床にも行ってきた。

 

知床のウトロという中心部を車で走っていたら、橋のところで、何台かの車が止まっていて、カメラを持っている人たちがいたので、なんだろうと思ったら、くまさんだった。

地元民が釣りでもしていそうなロケーションで、くまさんがノソノソと歩いているじゃないの! 私、知床旅行は二度目だけど、こんな至近距離で発見するのは初めてだよ。

 

北海道では、放牧牛を襲って人々を恐怖に陥れていた“忍者グマ”「OSO18」が、この8月、ハンターによって駆除された。

 

「人間はくまさん嫌いだけど(何より怖い)、くまさんだって人間のことが好きじゃないよ」と子供の頃、小学校の教師が言っていたことを何故か思い出す…。

 

 

 

 

知床半島、知床岬へのクルーズで、船上からも河口付近に佇むくまさんを数頭見た。肋骨が浮き出て、とても痩せていた。

 

ガイドさんの説明によると、近年の温暖化の影響で、餌になる鮭や鱒などがなかなか河川を遡上してこないことも原因なのだそう。

 

人間のエゴで生態系に影響を与えていることは、動植物に対して失礼な話だなと思う。

知床半島沿岸では、海氷の変化とダイナミックな食物連鎖により、海から陸へと連なる生態系が見られ、この豊かな食物連鎖が、遺産価値の一つとなっている。

 

世界遺産について勉強したことで、以前知床に行ったときとは全く違う角度で知見を広めることができたように感じた。

 

そして、どうか、この知床の地で、くまさんと人が共生できるような環境にならないものかと願わずにはいられない。