おネギさんの温故知新 「俺の山河は美しいかと」 -7ページ目

2024/10/31

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ハッピーハロウィンなエミリアたん

Symphony X / Underworld

Underworldは、アメリカ合衆国のプログレッシブメタルバンド、シンフォニーXが2015年に発表した通算9枚目のスタジオアルバム。


2014年9月、バンドは本作のレコーディングのためにスタジオ入りした。なお、レコーディング開始から間もない2014年9月26日には、マイケル・レポンドの初のソロ・アルバム「Mike LePond's Silent Assassins」(マイケル・ロメオもリードギターとプロデュースで参加)がリリースされ、同年10月にはラッセル・アレンがヨルン・ランデとのコラボレーション・アルバム「ザ・グレイト・ディヴァイド」をリリースしている。


マイケル・ロメオのインタビューによれば、バンドは本作の制作に当たり、早い段階からダンテ・アリギエーリの叙事詩「神曲」のうち「地獄篇」から影響を受けていたという。本作はいわゆるコンセプトアルバムではないが、ロメオは「過去の何作かのレコードと同じく、物語を語っていないとはいえ、通底したテーマがある」と語っている。


バンドの母国アメリカでは、総合アルバムチャートのBillboard 200で90位に達し、ビルボードのハードロックアルバムチャートでは6位、インディペンデントアルバムチャートでは8位、ロックアルバムチャートでは12位を記録した。一方、スイスのアルバム・チャートでは3週連続でトップ100入りし、同国においてバンド初のトップ10入りを果たした。また、フィンランドのアルバム・チャートでは3週連続でトップ50入りして最高12位を記録し、同国において初のトップ20入りを果たした。



Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「アレンジは素晴らしく、マイケル・ロメオによるプロダクションとイェンス・ボグレンによるミキシングも傑出しているが、何より最大の満足感をもたらしているのは曲作りと演奏である」「シンフォニーXのサウンドは新鮮さを取り戻し、過去最大の活気を得た」と評している。


ダンテ・アリギエーリはイタリアのフィレンツェに生まれた13世紀の詩人で、北部イタリアでおきた政争に巻き込まれてしまう。政治的思想を発露した詩人だった。フランス王国に理解を示すか、バチカンの財産を守り抜くか。ローマ教皇庁と神聖ローマ帝国が対立していた時代。ダンテは、カンパルディーノの合戦に参加するなどして王堂派に立つが、教皇派が勝利してダンテは失脚し、国内逃亡してしまう。フィレンツェに踏み入れた場合は焚刑が処させるという厳しい処置であった。ダンテは流浪の生活を始め、その流浪の中でしたためたのが、地獄編、煉獄編、天国編の3部からなる叙事詩「神曲」である。3つの編はそれぞれ33の歌から成る。政争に屈した自身の憤怒を震わせるようにして記されて地獄編はダンテの私怨が最も直接的に描かれている。


今回の「Underworld」とのタイトルは、この地獄編のなかでダンテが地獄を第一圏から第九圏までに細分化し、もっとも罪の重い奥底にある第九圏に到るまでの物語を進めていく様相をほのめかす。あらゆる悪が凝縮する地下世界では、秩序という秩序が欠けて、悪事の成敗が起きていた。いくつもの苦難を与えられる。ダンテはこの地下世界で人間は何か、神とは何かを描き出したのだ。


メンバーに変更はない。
ラッセル・アレン(ボーカル)、マイケル・ロメオ(ギター)、マイケル・レポンド(ベース)、ジェイソン・ルロ(ドラムス)、マイケル・ピネーラ(キーボード)の5名。


幕開けを知らせるOvertureからNevermoreは本作の志向を伝える荘厳さの中にヘヴィネスを注ぎ込む。続くタイトルトラックのUnderworldのギターとキーボードの掛け合いのスリリングさには彼らの出自がしっかり刻まれている。パワーバラードと言いたくなるWithout Youを挟んで、私が一番気に入ったKiss Of Fireと次曲のCharonでは手数の多いジェイソンのドラミングを屋台骨にダークな時期のDREAM THEATERを想起させる太く低いリフが重なっていく。哀愁を誘い出すイントロが印象的なTo Hell And Back、ヘヴィネスとメロディアスの緩急を楽曲内に盛り込む彼らの魅力が凝縮しているIn My Darkest Hour、Run With The Devil、壮大なバラードSwan Songを挟み、フィナーレを迎えるLegendでは全プレイヤーのテクニカルな音像が群がって重厚に帰着する。


プロデュースはマイケル・ロメオで、ミックス、マスタリングのエンジニアはイェンス・ボグレンだ。


さらなる仕掛けとして、通算3枚目のアルバムであるThe Divine Wings Of Trangedyから3つの引用がある。このアルバム全体を通して見つけ出せるので是非とも聴いて楽しんでほしい。



 

 



 

 


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