さて、久々にDVD感想録です。

 

3月21日(日)のブーちゃんのレッスン往復では、相棒6元旦SP「寝台特急カシオペア殺人事件!(2008年)」⇒相棒13第1話「ファントム・アサシン(2014年)」⇒映画「楽園(2019年 角川)」というラインナップでした。

 

まぁ、「相棒」のシリーズについては、ホンット~に好きな方が多くて、ちょっとキーワードをググれば関連ブログがズラリと出てくんので細かくは語りません(正直に申し上げると、2日連続の長距離ドライブで疲労困憊)が、最後に鑑賞(念のため再度断っておきますが、ワタシは例の如く「音声が中心」)した映画「楽園」の世界観が切なくて・・・。現在NHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインを演じる杉咲花さん主演で、正直、ストーリーが進むにつれ救いようのない遣る瀬無さがじわじわと広がっていく作品。何だか日本社会の性質を如実に描いているというか、古くは“島国根性”なんて揶揄されたんでしょうけど、特に地方に現在も根強く残っている“村社会”の深くて暗い部分が浮き彫りにされてる感じで、「あぁあぁあぁ、そ~なんだよね~」って、思わず同情してしまう辺りが少し切ないです。物語のモチーフについては明らかにされてないのだけど、(多少ネタバレになっちゃいますが)児童の失踪、移民差別(ヘイト)、村八分を原因とする大量殺人という個々の内容は実際に起きた事件を彷彿とさせるところがあって、謂れのない恐怖心が沸き起こります。強くてカッコイイ役を演じることが多い綾野剛さんと佐藤浩市さんが真逆のキャラをご担当されているのも衝撃的。それから、相棒19からレギュラーで出演されている篠原ゆき子さんが本作品で惜しげもなく裸体を披露されていてビックリ!「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で女房がファンになった村上虹郎さんの自然な雰囲気にも注目ですね。 

 

あと、シティカブリオレのシーンも必見。

 

余談ですが、ワタシ的には「カシオペア・・・」に、シーズン19の第8話「一夜の夢」で最後に投身自殺する犯人役を演じられた柏原収史さんやサブキャストの浅利陽介さんが登場されていたのも見逃しませんでしたよw