こんにちは🪖
“METAL
HALF
HELMETS”の杉山真也です。
今日は、私の大好きなバイクの1台である、
1996年式 ヤマハブラック(通称:オレンジ)の
TW200のステムベアリング交換です。
個人的に、とても思い入れがある車両ですので、作業させて頂けるのが、とても嬉しいです!
作業前に試乗点検です。
…やはり、ステムベアリングが、痛んでますね。
あと…ドラムブレーキの「キーキー!」と言う鳴きがとても大きいですね…。
フロントホイールを外す工程があるので、サービスで診てみましょう😄
お店に戻り、今一度ステムの動きを確認します。
ハンドルのセンターで「カクンっ!」ってなりますね…。
早速、作業していきましょう。
外す前に、ワイヤー等の現状位置に印を付けておきましょう。
取り付ける時に、同じ位置にする為です。
では、バラしていきましょう。
タンクは、外さない代わりに、養生しておきます。
前回りを全て外しました。
外した、アンダーブラケットです。
これらの部品を新品に交換します。
茶封筒の中身は、ボールです。
外した流れで…
洗浄しておきましょう。
レースの打ち替えです。
この頃のステムベアリングのボールは、ASSYではなく、個別になっているので、一個一個並べて行きます。
個数を間違えないように、再三確認をします。
アンダーも一緒ですね。
一個一個、並べて行きます。
誕生日ケーキにロウソクを立てる感じですね😄
ベアリングを並べたら、車体に組んでいきます。
…ちょっとした事ですが、アンダーブラケットに付くサビもキレイにしておきましょう😄
これだけでも、見た目って変わるんですよー!
インナーチューブを見て頂ければ、それがお分かり頂けると思います。
左:磨いた後
右:磨く前
これもサービスで作業しておきましょう😄
キレイな方がいいですよねー!
部品自体は、たったこれだけですが、変える事で乗り心地は、ガラッと変わります。
実際に、ホイールを組む前にステムの動きを何度も確認しましたが、とても滑らかです。
ここまで来ると、ゴールが見えてきますが…
油断はしません。
バラした箇所を、3回づつ締め付け確認です。
ここは、メーターステーに裏側ですが、溶接されたナットが効かなくなっていましたので、ナット留めしておきました。
外す際にゆるゆるだったのは、これが原因ですね。
さて…
ブレーキの鳴きですが、ハブの痛みとブレーキシューが原因のようです。
ブレーキシューのスプリングが…
折れてます💦
(ブレーキシューは外していない状態です。)
鳴きが大きい要因はここにもありましたね…。
スプリングが効いていない箇所に擦れた跡があります。
支点になる方です。
たまたま、ヤマハのスプリングを持っていたので、交換しましょう。
もちろん新品です。
そして、無事に組み上がりました😄
試乗が楽しみで仕方ありません。
うん!!
とっても、よくなりました。
カーブも曲がりやすいですし、復元力(ハンドルを切って、真っすぐに戻ろうとする力)もあって、カーブの立ち上がりも、いいです!
ブレーキの鳴きもおさまりました😄
制動力も上がりましたね。
これはお客様が喜ばれると思います。
ご納車まで数時間…。
早くお客様にご説明したいです😄
個人的に持っていた当時のカタログ…。
お客様へプレゼント🎁です😊
Email: metalhalfhelmets@gmail.com
phone: 050-1400-3189