こんばんは🪖
“METAL
HALF
HELMETS”の杉山真也です。
先日、出張買取させて頂きましたフュージョンの販売前点検の続きです👨🏻🔧
排気漏れをしていた事もあり、リア回りから診ていきます👨⚕️
約4cmくらいのローダウンサスがすでに付いています。オイル漏れもないようなので、ローダウンの仕様で進めます。
しかし、この状態で少し気になる点がありますので、サスペンションは後ほど確認しましょう。
ホイールとスイングアームは、洗浄します。
スイングアームのベアリングは、少し痛んでいるようにも感じますが、引っかかるような事はない為、このまま使用させて頂きます。
だいぶ汚れてますね💦
隅々まで洗浄しましょう🧽🫧🪣
洗浄して見えてきたのは、“軽点マーク”です。
普通であれば、軽点マークは、エアバルブの位置にきますが、130°ほどズレてますね…💦
直すには、ビートを落とす必要があります。
…ので、エアバルブも新品にしましょう。
洗浄は、大事ですね😁
仕上がったホイールです。
エアバルブも新品になって、質が上がりましたね。
続いてブレーキ回りですが…
ブレーキシューは、表裏が逆ですね…
組む時に直しましょう。
スプリングダンパも、ありません…
新品を取り付けましょう。
ブレーキカムは、オーバーホールですね。
これらの部品を整備します。
整備し終わったら、組んでいきます。
スプリングダンパも用意しました。
カムには、新しいグリスを塗布してから、組んでいます。
シューを付けたら、ブレーキは完成ですね。
エンジンを傾けている間に、エンジンオイルを抜いておきます。
普通であれば、少し工具を当てれば、指で動くドレンボルトも…
ドレンワッシャーの使いすぎで、ナットのような状態になっていましたので、新しいワッシャーを用意しました。
取り付ける時は、スムーズで安心しました。
しっかり締め付けます。
新しいエンジンオイルを入れます。
続いては、マフラー周辺のタップで修正をします。
使用出来ると判断した部品に関しては、直して使います。
マフラーバンドや…
クランクケースなど、ネジ山を修正しておきます。
取り付けに問題はないかと思いますが、無理をするとボルトが折れる可能性もありますので、後々の事を考えて修正しておきます。
上部の雌ネジは、すでにダメになってました。
フランジも気になりますね…。
マフラーガスケットが入っていません…。
排気漏れの原因はココですね。
純正の新品のガスケットを取り付けます。
6角ナットも専用品に交換します。
交換の理由としましては、スタットボルトが剥き出しになっていますと、錆びなどでネジ山が痛んだり、熱で山が変形してしまう場合があります。
袋ナットになっている意味はちゃんとありますよね。
もう一つの排気漏れは、筒状のガスケットです。
新品にして、補修したバンドで締め付けてみます。
ちゃんと機能しています。
フランジボルトは、再利用不可と判断しましたので、新品に交換です。
続いては、サスペンションです。
手で触れた時に、違和感を感じましたので診てみると…
カラーがM10のサイズになってました。
本来は、M8ですからサイズが全く合っていませんね…
ブッシュとカラーを交換します。
そうしますと…
このように、ネジ径に適したサイズになります。
反対側を見て見るとわかりやすいかと思います。
カラーの内径が大きいですね…。
これではガタが出てしまいます。
反対側のこちらも、ブッシュとカラーを交換します。
カラーの中にさらにカラーを入れる方法もあるかと思いますが、ブッシュが新品になる為、今回はこのように対策をしました。
この箇所は、雌ネジがダメになっていましたので、貫通させてナット留めですね。
ここ以外のボルトは、新品にしたり中古品を使って固定しました。
これで、リア回りの完成です。
見た目は、変わっていないように見えると思いますが、“質”は上がっています。
マフラーを取り付けましたら、冷却水の循環を確認します。
問題なく自動で、ファンが回りました。
ファンが回り出したのは、4メモリで正常ですね。
続いては、駆動系です。
診ていきましょう。
試乗点検時は、あまり気にならなかったですが、ケースカバーを開けて点検します。
クラッチアウターは、異常な焼けはなくキレイな状態だと思います。
ベルトは、社外品ですが良好ですので、このまま使用させて頂きます。
クラッチシューも問題ないですね。
ベアリングの動きも正常です。
クランクケース内もキレイですね。
クランクシャフトのオイルシール等もキレイです。
シャフトの歪みもありません。
ミッションオイルは、綺麗でしたが交換をします。
ミッションオイルを抜いている間に、プーリーやクラッチ等の整備をします。
ウエイトローラーの状態も悪くないですね。
しかし、洗浄はします。
新しいグリスを入れて、組み上げ完了です。
新しいミッションオイルを入れて…
動作確認です。
変速もスムーズで問題ないですね。
続いては、吸気系です。
UNI🇺🇸のフィルターが付いていて、個人的には好きな仕様ですが、通年を考えますとノーマルがいいと思います。
エアクリーナーボックスを取り付けます。
クーリングファンのフィルターが無かったり、エアクリーナーは、すごく汚れていた事から、新品の部品に交換です。
これらを新品にします。
もちろん、純正の新品です。
組み付けていきます。
ブロバイのホースなども直していきます。
Email: metalhalfhelmets@gmail.com
phone: 050-1400-3189