こんばんは🪖

 

“METAL

HALF

HELMETSの杉山真也です。


今日は、朝一から@tengjapan さんにご来店頂きました。

いつも遠くからお越し頂きありがとうございます🙇🏻‍♂️💦

 

これまで、カスタム等でご来店頂いておりましたが、今日は、定期点検・整備でご来店頂きました。

 


…先日、LINEで「ファンが回っていないようで、水温が高いです」と、お聞きしていましたので、その点に重きを置き診ていきましょう。

 

まずは、目視点検ですね👨‍⚕️

始動してアイドリング時の音なども確認します。

…様々な、多くの異音がしております。

複数の箇所から音が出ているようですね。


他店でエンジンを載せ替えられていますので、その伝票と照らし合わせながら、診ていきます。

 

試乗点検をして、更に詳しく確認していきましょう。

試乗していると、異音が大きく成る箇所もあれば、小さくなる箇所もありました。

 

 

お店に戻りましたら、ファンが回るかの確認をしますが…

問題なく回っていますね!

うーん…🤔

しかし、水温は高く示してます。

 

ファンが止まる時には、5メモリまで下がりました。

 

昨年…

・サーモスタット,スイッチASSY

・サーモユニット

・ヒートブロックに交換 等様々な個所を修理させて頂いたので、

それらは、問題なく動いていたようです

 


異音を先に診ていきましょう👨‍⚕️

簡単な個所で言えば…

・トランクカウル

・ヒートガード⁽インシュレーター)

が原因ですね。

ここは、ショルダーボルト⁽段付きボルト)で固定が正しいですが、

この状態になってしまうと、段付きが悪さをしてしますので、

全ネジのボルトに交換して、ヒートガードを固定ですね。

※カウルの補修が一番理想ですよ?

 

これで、甲高い異音はなくなりました。

 

続いての異音は、試乗点検時に小さくなってしまう「ゴロゴロ(ゴンゴン?)」と言う音です。

 

色んな箇所から聞こえてきます。

駆動系からの異音もあるようです。

 

駆動系をフリーにして、異音を探していきます🔍

 

ブロバイが大気開放になっているので、エンジンオイルが噴出してきました。


これも気になりますね…。

何かが原因ですね。

リアタイヤより前にある位置ですから、付着したら危険ですね。

 

マフラー辺りからも異音がしています。

これは、加工マフラーのステーの箇所が鳴っていたようです。

増し締めで問題ありませんでした。

 

しかし…まだ肝心な音の特定が出来ていません…。

 

整備士の方ならご存じだと思いますが、異音をわかりやすくする方法がありますよね?

その方法で、特定していきます。

 

…どうやら、ジェネレータカバーから鳴っています。

スタータークラッチの異音のような音にとても似ています。

お客様と打ち合わせして、ジェネレータカバーを外す事の許可を得ました。

 


…でも、その前に確認出来る事がありますよね。

初心に戻る事が大事です☝️

 

エンジンオイルの量が異常に入っています。

これは、交換を試す価値があります。

 

古いエンジンオイルを抜いて…

 

ドレンボルトを締めて…

 

新しいエンジンオイルを入れます。

※この時は、マフラーはエンジンを消音する為の目的ですので、仮り組みです。ボルトの締め忘れではありません。

 

 

 

 

 

そして、エンジンをかけてみると…

異音が消えました!!


消えた理由は、色々考えられますが明確な答えは出せていません。

自分自身の勉強の為にも、仕組みを想像しながら考える事にしますが…

ハッキリ言えることは、エンジン内部の内圧がかなり高かった事です。

 

image

よって…
上記の症状も納得いきます。

案の定、エンジンオイル交換後は、ほぼ出ませんでした。

※構造から多少は出ますよ?大気開放ですから。

 


続いては、問題の冷却回りですね…

これがまた、大変そうです…💦

と、言いますのも先にお伝えさせて頂いた通り、昨年に主となる箇所の修理は済んでいるわけですので。

でも、短期での故障なども視野に入れて、冷静に故障診断していきます。

 


もちろん、車体には冷却水は入ってますが、リザーブタンクは空ですね。

 

まずは、冷却水を抜きます。

私は、冷める時間まで待てない状況でしたので、熱いうちに抜いてしまいましたが…

⚠️火傷を負う恐れがありますので、絶対に真似しないで下さい。


 

一先ず、いつも使用する冷却水を入れて、水温系が上がってしまう故障診断をしていきます。

 

これが、ハマる(悩ませる)始まりでした…

 

ファンは、回りましたがメーターを振り切ってしまいました。

こうなってくると、わからない事が一気に増えます。

 

カルテを見て、昨年交換した部品の再確認をします。

 

うん!

間違いなく、気になる箇所は交換した履歴がちゃんと残っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん…

すごく悩みます…

 

 

 

 

 


こういう時は、どうするかと言うと…

30分だけ!と決めて、全く違うことをします🇺🇸

何をしたかは、後日Instagramに書きますね😄

 





頭の中を一旦スッキリさせた後は、倉庫に行き…

試したい部品を取りに行きます。

それは、メーターです。

お客様のHELIXは、1986年式ですのでメーターの誤差が生じていてもおかしくありません。

 

また、エンジンをかけてファンを回します。

待ってる間に、水が循環しているか…再再再確認です。

 

 

ファンは、問題なく回りましたね。

※外れている平型ギボシは、他店で施工された強制ファンの配線です。自動で動くかどうかが肝心ですから、デフォルトの状態で確認します。

 

 

 

 

今度は、6メモリで回り始めました…。

さっきより良いですが、腑に落ちない感じがたまりません(嫌だという事です)…。

 

あと、私が交換していなくて、他店で交換された社外品のサーモスタット本体。

※中身は、純正らしいですが、定かではないです。

 

しかし、サーモスタットが開いているから、循環もするわけで…🤔

 



今日は、閉店時間を過ぎてしまったので、続きは明日にしたいと思いますが、

布団に入って寝ようとしても、気になって眠れる気がしません…🤯🤯🤯

 

 

・ファンが回らなかった為、定期点検整備でご入庫頂いた

・しかし、ファンは回った

・ファンは回るが、高温を示してから回る

・メーターは異常がないと判断

・回るタイミングがにバラつきがある

・しかし、回れば水温計は下がる

・エンジン内部は問題ないと判断

 

…しかし、疑う所は自分で挙げた箇所ですね。

 

今晩は、目をつぶって考える事にします…



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