こんばんは🪖
“METAL
HALF
HELMETS”の杉山真也です。
ブログやInstagramをご覧になられて、遠方より初来店頂きましたお客様のフュージョンの、
定期点検・整備をさせて頂きます。
まずは、外観からの目視点検を行いながら、お客様と打ち合わせさせて頂きました。
打ち合わせの中には、今後お客様が行いたいカスタム等もございましたので、それも視野に入れて、様々な角度からお話をさせて頂きました。
早速、試乗点検です。
着手前の大事な確認点検です!
色んな乗り方をして、車体を確認します。
乗っていて、一番気になりましたのは、ハンドル軸のガタつきです。
他にも、駆動系も気になりました。
お店に戻り、詳しく診ていきましょう👨⚕️
まずは、ファンの動作確認です。
5メモリを示した所で、ファンが回り出し、4メモリで停止しました。
サーモスタット等は、正常に機能しているようです。
続いて、エンジンオイルの交換です。
古いオイルを抜いている間に、他の作業を致します。
カウルを外す前の、確認です。
割れや補修跡、不足のネジが確認できますね。
そして、駆動系からです。
プーリーに付くバンドも外れてますね。
きっと、ラバーも付いていないですね。
ここで大きな問題が一つ。
トランクのフレームが大きく曲がり、カウルが固定出来ない状態になっています。
推測ではございますが、左側に店頭されたか、外側からの衝撃があったのかと思います。
フレーム番号から検索しますと、本来はピュアブラックですが、今は外装が変わっています。
それが原因かもしれませんね。
横から見ますと、フレームが上部へ大きく変形し、ボルトの受けがカウルに隠れています。
(お客様へは、ご報告済みです。)
続いて、エアクリーナーですが、こちらの部品は社外品で、今までの経験上ではこのタイプはステーが折れる事があります。
よって、純正の新品に交換させて頂きます。
エンジンハンガーのナットが、トランクフレームと干渉している事がわかります。
トランクフレームの交換が必要となりますね。
クーリングファンのフィルターは、付いていませんでした…。
これも純正の新品を取り付けます。
駆動系は、クラッチアウターが焼けてしまっている事と、クランクケース内の汚れからして、クラッチシューが減っている事が予想できます。
Vベルトはこの社外品ですがまだ使用できそうです。
クラッチアウターは、交換させて頂きましょう。
クラッチシューは、だいぶ減っています。
写真では残量があるように見えますが、使用限度を超えています。
プーリーは、ウエイトローラーやスライドピースなど、社外品になっており、且つ乾式になっています。
ウエイトローラー本体もガタがあります。
これらが、試乗点検時に体感できた箇所になります。
ミッションオイルも交換させて頂きます。
これも写真ではわかりにくいですが、水のようにサラサラで粘度はありません。
蛇口を閉じてチョロチョロ水を出しているような感じでした。
汚れたクランクケースは、清掃します。
抜け切ったエンジンオイルですが、ドレンワッシャーを見てみると、小さい銅ワッシャーでしたので、交換させて頂きます。
ドレンボルトをしっかりと締めます。
それから、新しいエンジンオイルを入れます。
オイル量も問題ないですね。
ミッションオイルも、新しいオイルを入れます。
清掃前よりだいぶ綺麗になったと思います。
「まだ汚れているじゃないか!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、重要なのは肝心なオイルシールの状態等を確認する為の清掃です。
そして、これら全て新品に交換します。
まずは、フィルター類を新品にします。
続いて、プーリーですが、清掃をしてから組み上げます。
組み上げましたら、車体に取り付けます。
続いて、クラッチです。
だいぶ汚れている事と、クラッチシューをバラしてわかりましたが、遠心力で開くクラッチシューの軸が固着していました。
これも、試乗点検時に違和感を感じた点ですね。
クラッチシューを組み上げて…
車体に取り付けます。
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