鴨のきもち | 後藤勝徳の「宇宙は私で満ちておる」

鴨のきもち

どうも今晩は、芹澤鴨です!

色んな役を演じておりますと、役作りの過程でその役が魂に、はっきりと落ち着いて来る時期があるんです。
そうなると、しめたもので、セリフも自分のものになって来ますし、表情もオーラもそのものになって来ます。

一番面白いのは、味わったことの無い、と言うか誰も知らないはずの歴史上の人物の本当の気持ちを体験出来ることです。
「いや、お芝居だから」という冷めた意見はほっといて(笑)これはそれがしにとっては憑依体験だと思っております。

いつも、その人物由来の墓であるとか、神社仏閣へきちんと仁義を通しますので、必ずそこから、ご本人の応援を頂けます。

今回の芹澤さんは、そんな中でもとても力強く、ある意味強引に(笑)助力してくれております。

そんな中で、気付いた芹澤鴨のきもち。
通称カモキモをお話します。

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まず、当時の新撰組隊士たちの事は誰一人嫌いではなかったんです、それがし。それがしの事を嫌いだった人は何人もおりましたが(笑)それがしの方はかなりボーダーレスに、皆のことを頼もしく思い、好ましく思っておりました。
もちろん土方くんの事も好きでしたよ。

んじゃ、なんでそんなに暴れん坊だったの!?とお思いでしょ?
それは、会場にてご確認下さい(笑)
そこ、結構核心部分なんで、気軽に話せません!

それと、そう思いながらもとても孤独でした。どんなに人が側に居ても、孤独感との戦いでした。
何故孤独かは、会場にてご確認下さい(笑)
ただ、本当に孤独でした。だから、酒に逃げてた所も正直あります。でも筆頭局長であり、水戸天狗党での事もありますから、弱音はもちろん吐くことは出来ませんし、強がってなければなりませんでした。

そして正直、周りのみんなには迷惑かけたなぁ。と今となっては思っております。でも、ほとんど後悔はしておりません。
一つあるとすれば、尽忠報国の志をもっと違う形で役立てたかったな…と思います。が、それがしの性格上、どのみち破滅へ向かってまともな死に方は出来なかったでしょうから、ある意味伝説化されて良かったの鴨しれない、なんて思ったりもしてます(笑)

あと、お梅には可哀想な事をしたなと思ってます。それがしと出会わなければ、もっとマトモな人と添い遂げて、長生き出来た鴨知れないのにな…と。
そこは今でも悔いている所ですかね、自分の事より。
でも、死んでからも仲良くやってはおりますので、ご心配なく(笑)

そんなこんなで、今回、歴史新大陸の後藤局長がそれがしの本当の姿を描いてくれると言う事で、なかなか頼もしく有難く、是非とも沢山の人に応援してやって欲しいと思っております。

もし、もう少し後藤が若い頃にそれがしを演じてたら、恐らく役に飲み込まれてかなり私生活まで破滅していたかも知れず、ある程度、落ち着いてからで良かったなと思います(笑)

さて、そんなわけでそれがしもあの世から応援している「新撰組哀歌-びいどろ揚羽蝶-」を是非とも宜しくお願い申し上げ奉り候!!

以上!カモキモでした!

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