おばあちゃんのちぇるしー | 後藤勝徳の「宇宙は私で満ちておる」

おばあちゃんのちぇるしー

きのう、ぼくは、おけいこのかえりにめいだいまえで、でんしゃお、のりかえました。

そしたら、よっぱらいのおじさんが、きゆうにうしろに、ばたんと、たおれました。

ちかくの、おとこのひとと、おんなのひとといっしょに、だいじょーぶてすかと、こえおかけました。

そしたらおじさんは、おきあがって、しんぱいしてくれた、わかいおねいはんに、おまえたちはほんとににっぽんじんかーなさけないぞー、おい、おまえー、てからみはじめました。

そんで、ちかくをとおりかかってとめてくれたひとにも、からみはじめたので、ぼくはとりあえず、おねいはんを、くそじじいから、ひなんさせて、むしすればいいからねー、とおねいはんにいって、そのとめにはいってくれたおとこのひとととふたりで、ゆーせんせきに、くそじじいを、たてないようにおさえつけて、すわらせました。たのしかたです。

でんしゃのなかでも、はなくそじじいは、ずとさけんでました。おれはじんせいのせんぱいだぞー、しょーわ29ねんうまれだ、このわかぞうがー、とかさわいでました。

そうするうちに、そのはなくそは、となりのおじさんにすこしおこられたので、そのひとにもからみはじめました。

なんども、そのおじさんに、つかみかかろうとするので、そのひとと、ぼくわ、はなくその、かたのほねがおれるほどおさえつけました。はなくそは、どーしても、せきからたてないので、ものすごくやしそうでした。たのしかたです。

そしたら、くそが、おさえてたひとを、けったりしたので、ぼくわ、でんしゃからひきずりだして、えきのほーむに、きわめてそふとに、たたきつけようかと、おもいましたが、けられたひとは、きわめておとななたいおうだったので、えらいなーと、おもいました。すごいひとです。

そしたら、そのはいせつぶつは、たぶんじぶんのえきじゃないとこで、おりていきました。ぼくは、おろかで、みにくい、はいせつぶつを、これいじょうおせわするのは、いやだったので、そのあいてのひとに、もうほっときましょうねと、いって、ふたりで、はいせつぶつを、あわれみました。

みんなも、めーだいまえから、いのがしらせんにのる、しょうわ29ねんうまれの、おちゃのみずはかせみたいな、かみがたの、めがねをかけた、ちびのはいせつぶつをみつけたら、きをつけてください。

でも、あのはいせつぶつにも、かぞくがいて、まごがいて、いえでも、かいしゃでも、つかえねーていわれてるのかなとおもうと、なんだか、ほんとに、かわいそおになてきます。だから、しょーわ29ねんを、でんかのほーとーみたいに、つかったのかなー。とししか、じまんできないのかなー。


そんな、ふうにおもって、きょおでんしゃで、にちぶのけいこにむかってたら、おばあちゃんがおもそうなにもつをせおって、のってきて、むかいがわのせきのひとは、むししてたので、ぼくわおせきを、ゆずりました。

そしたら、おばあちゃんは、なんかいも、ありがとねーといってくるので、ぼくわはずかしかたです。

そしたら、おばあちゃんは、ぼくにちぇるしーを、ふたつくれました。
おばあちゃんの、ちぇるしーはとてもあまくて、ぼくわうれしかたです。

やっぱりぼくわ、おじいちゃんやおばあちゃんがだいすきです。

おばあちゃんの、おかげで、あのはいせつぶつも、たいせつにしなきゃいけないなーとおもえました。

おばあちゃん、ありがと。