そこに或る信念とやらを自分への戒めとして | 後藤勝徳の「宇宙は私で満ちておる」

そこに或る信念とやらを自分への戒めとして

最近、「どうして、役者やってるの。」と「どうして、劇団やってるの。」と立て続けに聞かれたので考えてみたのです。

この二つの質問は拙者にとって大きな違いがあります。

まず、一つ目の質問「どうして、役者やってるの。」
に対する明確な拙者の答えは「物心ついて以来、それ以外やろうと思ったことが無いから。」としか、言えないんですよね。よく聞かれるんですが。。。

誰かにあこがれた!とか、何かに影響受けた!とか無いんです、本当に。

人によっては、「それが君の天命なんだよ。」と評してくれたり、「ふぅん。ま、やりたい事があるだけマシか。」と言ってくれたりします。

うちの潤樹くんも全く同じ理由だそうで、類は友を呼ぶのだな…って思います。
逆に、ほかの役者さんたちに聞いてみたい気がします^^


で、二つ目の質問。。。

これははっきり言えます。
劇団歴史新大陸が和物、時代劇団、という明確なコンセプトがある事と大いに関係がありますね。

自分たちが、この日本の素晴らしい伝統文化、歴史、価値観、和の心、を演じることによってそれを観てくれた人たちが、もっともっと日本を愛してくれるように。

そう思ってくれる様に少しでも後押ししたい。

ちょっとだけ演じた役に興味を持ってくれてもいい。

新撰組にBL(ボーイズラブ)を勝手に想像してウフフとなる腐女子がいたっていい。

とにかく少しでも観てくれた人たちが日本に対するさらなる興味や愛情を持つ手助けになる事で、人様の=社会の役に立ちたいと。

男子としてこの世に生を受けたのであるから、この日本社会に貢献せにゃ意味ないのです。

今時、こんな事を本気で考えておるのです、拙者は。

いくら貧乏劇団員だって、大声を出して剣を振り回すしか取り柄のない人間だって、この日本社会に役に立つ事を証明したい、しなきゃならない、劇団員にも証明させなきゃならない、税金は出来るだけ滞納せずに払わせなきゃならない(笑)と思ってます。

もちろん、その為に拙者の力が足りないのは、一番自分が分かっていて、そこがいつも最も悩みどころであるわけですが。

こんな事を言えば、もしかしたら諸先輩方には、「生意気な」とか「ええかっこしい」とか思われるかもしれませんが、まぁ本気でそう思ってるんですから、バカだなぁと思うか、微笑ましく微妙な距離感でチラ見するかしてください。

日常の事務作業やら、劇団の運営やらで、どうしても現実的なところに目が行くと、ついつい、こう言う信念を忘れてしまいがちです。

日常会話では、いつもおちゃらけてる拙者ですが、劇団HPの「誓文」なんかの方が素顔の自分に近いかもしれません…とか言っちゃってぇ^^ 果たしてどうでしょうか??

ま、文章以外に、口では滅多にこう言う真面目なことは言いませんが

このところ忙しくなってきて、大切な信念を忘れがちでしたので、自分への戒めとして明文化する事で、再認識してみました。

最後に自分への一言



「日記なげぇよ!!!」
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