クラシックのコンサートは久しぶりだよ。
通常、クラシックのコンサートって子どもとか赤ちゃんは入場できないものが多い。
でも、今回はそんな赤ちゃんと一緒に聴くコンサート。
ウチの娘にとっては産まれて始めてのコンサート。
二曲終わった時点で寝ていたけどねw
まわりの子どもや赤ちゃん達も、中盤をすぎた時点で飽き始めて、泣いたり、動きまわったり。
でも不思議なことに、娘はベッドメリーで流れていた曲と同じ曲が演奏されたときは
「この曲知ってる!」
って顔してた。
やっぱり理解していたのかな。
なにより感心したのは、
泣き叫ぶ赤ちゃんや走り回るこども達の前で、
嫌な顔一つせず、いやむしろ、その状況を楽しみながらプレイしたアテフ・ハリムさんだ。
自分の演奏を聞いてくれないオーディエンスの前でプレイするのが楽しい人なんていないと思う(自分だってそうだ)。
ましてや子ども達なんて、じっとして聴いていられないのは普通。
それでもプレイをしたい気持ちって言うのは、
自分の音色が、ほんの少しでも子ども達の記憶に残って、
楽しんだり、喜んでくれたらいいと思ったからなのではないかな。
自分が小さい子どもの頃を思い出したよ。
毎週あるピアノのレッスンが、イヤでイヤでしかたなかったこと。
でも、ある先生が、
「キミが好きなように演奏すればよいのだよ。何も譜面どおりに弾かなくてもいいんだよ」
って言ってくれたんだ。
それからレッスンのために練習するのが、楽しくて楽しくてしかたなくなった。
だって音楽は「おと」を「たのしむ」ものなんだから。
娘には、そう教えていきたいと思うよ。

