落ちた荷物
深夜。
日付が変わるころの電車は、眠気と疲労が充満している。
今宵も、僕の向かいに眠りに落ちているお姉さんがいる。
相当疲れているのだろう、若干周りに迷惑な程の熟睡ぶり。少々目のやりばに困るくらいだ。
とその時、お姉さんの膝から荷物が落ちた。
突然鳴り響いた「ゴトッ」という鈍い音。車内の全員が一斉にお姉さんを見る。
しかしお姉さん、気付かない。相変わらず寝ていて、自分の荷物の行方すら気が付かない様子だ。
床に転がる荷物。
持ち主も、なぜ転がっているかも分かっている荷物。
みなが見る。荷物は当然ながら動かない。電車のど真ん中を占拠する荷物。
にわかに、気まずい雰囲気が流れた。
その時だ。
僕の横にいたお婆さんが動いた。
荷物を拾い、お姉さんを起こし、そして手渡した。
お姉さんはばつが悪そうに笑顔を見せ、お婆さんはまた元の位置に座った。
それだけだ。
それだけで、車内には平穏な空気が戻った。
何てことのない行動のはずなのに、誰もできない。
他人と関わることを無意識に避ける、それが現代なのだろうか。
しかしそんな中にあってそのお婆さんは、人間が当然持っているべきの心をさりげなく見せてくれた。
密かに心の中で名も知らぬお婆さんに感謝した、そんな真夜中の電車の中。
日付が変わるころの電車は、眠気と疲労が充満している。
今宵も、僕の向かいに眠りに落ちているお姉さんがいる。
相当疲れているのだろう、若干周りに迷惑な程の熟睡ぶり。少々目のやりばに困るくらいだ。
とその時、お姉さんの膝から荷物が落ちた。
突然鳴り響いた「ゴトッ」という鈍い音。車内の全員が一斉にお姉さんを見る。
しかしお姉さん、気付かない。相変わらず寝ていて、自分の荷物の行方すら気が付かない様子だ。
床に転がる荷物。
持ち主も、なぜ転がっているかも分かっている荷物。
みなが見る。荷物は当然ながら動かない。電車のど真ん中を占拠する荷物。
にわかに、気まずい雰囲気が流れた。
その時だ。
僕の横にいたお婆さんが動いた。
荷物を拾い、お姉さんを起こし、そして手渡した。
お姉さんはばつが悪そうに笑顔を見せ、お婆さんはまた元の位置に座った。
それだけだ。
それだけで、車内には平穏な空気が戻った。
何てことのない行動のはずなのに、誰もできない。
他人と関わることを無意識に避ける、それが現代なのだろうか。
しかしそんな中にあってそのお婆さんは、人間が当然持っているべきの心をさりげなく見せてくれた。
密かに心の中で名も知らぬお婆さんに感謝した、そんな真夜中の電車の中。
まずは実験だ
サイトの管理人は学生。
自宅と学校を5時間以上かけて通学、うち電車に乗っている時間は3時間以上にも及ぶ。
その中では様々なことを感じるんだ。
怒りにしろ、哀愁にしろ、喜びにしろ、時に感動にしろ。
そんな感情をその場で潰えさせてしまうにはあまりに忍びない。
そんなわけで開設したブログなわけだ。