世の中の価値観や概念のほとんどが二項対立から成り立っています。

 

例えば、
「善と悪」「成功と失敗」「金持ちと貧乏人」「光と闇」「理想と現実」


などなど、
数え上げればキリがありません。

 

これは単語レベルの話ではありません。

 

何かしら1つの概念が出来た瞬間
その概念と対立する概念が生まれるように仕組まれています。

 

例えば、
「勝ち組」という概念ができれば、そこに入れない人は「負け組」となり、
「幸せな結婚」という概念ができれば「不幸な結婚」ができ、
「やりがいのある仕事」という概念ができれば「やりがいのない仕事」ができます。

 

そして、
それら二項対立というものには
意図的に「優劣」付けられているのに気がついているでしょうか?

 

「善と悪」であれば、「善」が優で「悪」が劣。
「光と闇」であれば、「光」が優で「闇」が劣。
「上と下」であれば、「上」が優で「下」が劣。
「過去と未来」であれば、「未来」が優で「過去」が劣。
「収入と支出」であれば、「収入」が優で「支出」が劣。

 

などなど、
身の回りにある価値観や概念の二項対立には
わかりやすものからわかりにくものまで含めて
なにかしらの優劣がついていることに気付くはずです。

 

ここでよく考えていただきたのですが、
それらの優劣って誰が決めたのでしょうか?

 

本当に「善」が優で「悪」が劣なのでしょうか?

 

実は、
これらの二項対立の優劣には
その概念を作った支配する側の人が
支配される側の人を支配しやすいように、
意図的に優劣をつけて価値観を誘導しているのです。

 

例えば、
「勝ち組」という概念を作り
収入やライフスタイルなどの基準で線引することで
多くの人を「負け組」でいたくない「勝ち組」になりたいと
誘導することでそれを商売にできるのです。

 

もう少し具体的に話すと
学歴で「MARCHより下の大学は受験も負け組」という価値観を作ることで、
塾や予備校にお金を払ってMARCH以上の大学に行こうする人が増えます。


※MARCHとは明治、青学、立教、中央、法政の5大学の頭文字をとった呼び名

 

一部上場企業に入った人の中でも
都心のマンションに住んで高級外車に載っている人は「勝ち組」
というような価値観を作ってしまえば、
無理してローンを組んで高級マンションや高級外車を買う人が増えます。

 

実際には見栄を張ってマンションや車を買ったせいで
年収1000万円以上人でも貯金はゼロで
毎月の返済で精神的にはキツかったりしても
端から見ると「勝ち組」と見えるわけです。

 

しかし、
よくよく考えてみると「勝ち組」という概念自体
誰かが勝手に捏造をした価値観に過ぎないのです。

 

逆に負け組といわれる中小企業で年収300万円台の人でも、
上手に節約をして投資に回し数千万円の資産を構築している人もいます。

 

そういう人は無駄に高い家に住みませんし
無駄に高い鉄の塊の車も買いませんが、
他人からの評価を気にすることなく
自分の価値観で心のゆとりある生活しているかもしれません。

 

というように、
二項対立というはある側面からみると逆転することも多々あります。

 

もっと本質的なことを言えば、
二項対立という概念自体が捏造されたが捏造なのです。

 

そもそも
「善と悪」ははっきり分けることができて
対局にあるものなのでしょうか?

 

戦争をしている時に敵を殺すことは善でも
平和な時に人を殺すことは悪。

 

善悪などはその時の定義付けでいくらでも都合よく変わるもので
そもそも善や悪という事実はないのです。

 

善の中にも悪があり
悪の中にも善がある。

 

別に見方をすれば、
悪がいなければ善は成り立たず、
善がいなければ悪も成り立たない。

 

この世界のあらゆる概念は、
「本当の善とは?」のように
答えという固定点を欲しがる民衆をコントロールするために
勝手に捏造されたものに過ぎないのです。

 

ですから、
二項対立の優劣すらもコロコロと変わります。

 

じゃ、
何を基準に生きていけばいいのか?

あらゆる概念や価値観が言葉で捏造されたものだと理解しつつ、
その時の自分の目的に最適な概念を採用するしかないのです。

 

 

Meta Frontiers〜高次元の境地〜 断捨離ヒーリング®