科学や科学的、または科学的根拠などという言葉を聞くと

多くの人は信頼性や信憑性を感じるのではないでしょうか。

 

また、

心理学の実験に基づく検証データとか、

脳科学的なエビデンスに基づく主張などをされると

反論の余地がないように感じるでしょう。

 

そして、

自分が賢いと思っている人ほど、

「それって科学的根拠あるの?」

「その話のエビデンスは?」

などと、科学が絶対的に正しいような口ぶりで

非科学的な要素を否定批判してきます。

 

残念ながら知的レベルが低い人ほど

科学という権威の前に無条件にひざまずき

科学的なナンチャラを有難がるのが日本人。

 

そういう人はそもそも科学というものの本質がわかっておらず

『科学』という言葉のイメージだけに絡め取られているのです。

 

本来、

『科学』とは反証可能性があるのものこと言います。

 

反証可能性とは、

検証されようとしている仮説が実験や観察によって

反証される可能性があることのことです。

 

簡単にいうと

間違っている事を示す方法が無い仮説は

科学ではないということなのです。

 

要するに、

科学というものは常に

「間違いだ!」

と否定される可能性があるわけです。

 

科学というものは、

常に過去の学説を否定して

それを乗り越えることで発展してきたのです。

 

わかりやすい例では、

地球の周りを太陽が回っているという天動説という学説が

その当時の科学の常識だったわけですが、

地動説をコペルニクスが唱えて科学の常識が変わりました。

 

身近な例ですと、

かつては脂肪やコレステロールは体に悪いという健康科学の常識がありましたが、

最近では脂肪やコレステロールは体に悪くないといわれはじめ

逆に糖質の害が言われるようになってきています。

 

昔は

運動中に水を飲むことは良くないこととされていましたが

今は運動中には積極的に水分補給をします。

 

このようにして、

その時は科学的に正しいと思われている学説も

時と共に間違いが発見され覆されていくものなのです。

 

覆されていく可能性があるものが『科学』であり

反証可能性がない学説は『疑似科学』に過ぎないのです。

 

こう考えると、

明日には反証されるかもしれない科学を

「科学的根拠はあるのか?」

とさも絶対的な基準であるかのように

科学を信じている人の知的レベルがわかると思います。

 

知的レベルというのは、

本質を見極められるだけの教養や思考力のことです。

 

従業員を養成のための受験教育で好成績を収めただけの高学歴者は

決して知的レベルが高いとは言えません。

 

もちろん、

高学歴で知的レベルが高い人もいますし、

低学歴で知的レベルが高い人もいます。

 

学歴という基準さえ人間の能力のある一部を表すものに過ぎません。

 

さらに『科学』の実体を掘り下げると、

科学者は検証結果に不都合な点が出てしまった場合に、

根本的な科学の理論を見直そうとはせずにその理論は正しいという前提で

一番修正のしやすい箇所を治すことで

自分の理論が正しいと主張できるようにつじつまを合わせようとするのです。

 

例えば、

太陽系の水星がいつもと違う軌道で動いた時

科学者たちは『ニュートン力学』に基いて

見えないところに他の惑星があり

その惑星の引力のせいで軌道が変わったと主張しました。

 

つまり、

『ニュートン力学』は正しいという前提なのです。

 

そのために

あるかどうかもわからない惑星を捏造し

『ニュートン力学』自体を疑うことはしません。

 

しかし、

この問題はアインシュタインの『相対性理論』により

一気に解明されます。

 

つまり、

『ニュートン力学』が間違っていたのです。

 

もちろん、

『相対性理論』も科学である以上、

これから反証されて間違いだと言われる可能性があるのです。

 

そういう事実がわかると

『科学』にも絶対的な真理などなく、

常にその時代によって変わるわけです。

 

あるいは、

時の権力によって科学的データは

権力者によって都合が良いものだけが採用され

権力に擦り寄った科学的に正しい学説が誕生します。

 

つまり

『科学』などその程度の信頼性しかないのです。

 

それを理解した上で『科学』というものを活用するのは良いことですが、

盲目的に『科学』を信用している人ほど痛い人はいません。

 

当然、

数学や医学や心理学や脳科学的だって全部同じです。

 

もちろん、

世界最高視点の学問といわれる哲学だって同じです。

 

哲学も過去の学説を否定し乗り越えることで進化した学問ですし

過去の常識を破壊し新しい世界観を生み出していくことこそ本来の姿です。

 

くれぐれも

『科学的根拠』を絶対的な基準のごとく振り回す

似非インテリジェンスに惑わされないでください。

 

 

 

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