スピリチュアルを信じている人に限らず
スピリチュアルを信じていない人にとっても、
生きている人間にとって『死』というものは大きな意味を持ちます。

 

このことに疑問を持つ人は少ないでしょう。

 

恐らく多くの人は死にたくないと思っているでしょう。


もちろん中には死にたい人もいるでしょうが
それでは『死』というものの正体はいったい何なのでしょうか。

 

スピリチュアルの世界などでは
『死』は霊の世界への新たなる誕生であったり、
生まれてくる時点で寿命をあらかじめ自分で決めているとか、
魂の世界に戻るだけの自然現象など、
一般の人の価値観とは離れた様々な解釈がなされています。

 

そもそも、
『死』というは誰も体験をしたことがないため


「私は死後の世界が見える」
「死後の世界は天国のような場所だ」
「死後の世界は全くの無である」


などと言葉を使っていくらでも捏造が可能です。

 

※詳しくは『世界は言葉でできている』をお読みください。

 

ですから、
『死』を定義しようと思えば
いくらでも自分都合で自由に言葉で定義できます。

 

しかし、
死んだ人を外側から観察した事実に基づく定義は捏造できません。

学問の最高視点といわれる哲学の世界では
マルティン・ハイデガーが提唱した
『死の5つの定義』というものがあります。

 

マルティン・ハイデガーの『死の5つの定義』

交換不可能性

自分の死と誰かの死を交換することはできません。


その人の死は、その人が受け入れるしかありません。

 

車にはねられそうな人をかばって自分が代わりに車にはねられるて死ぬことはできます。


しかし、それは『死』そのものを交換したわけではありません。


『死』を経験する機会を交換しただけに過ぎません。

 

病気で臓器移植をしないと死ぬ人に自分の臓器を提供し
臓器の提供を受けた人が生き延び、
臓器を提供した人が死ぬこともあるでしょうが、
これも『死』そのものを交換したわけではなく
『死』を経験する機会を交換しただけに過ぎません。

 

ですから、
あなたがどんなに愛する人のために
「代わりに死んであげたい」と思っても
代わりに死ぬことはできないのです。

 

例えあなたが愛する人の代わりに死んだつもりでも
それは死の交換ではなく単にあなたが死ぬだけなのです。

 

没交渉性

死んでしまうと誰とも会えませんし
誰かとコミュニケーションをとることもできません。

 

中には、


「死んだおじいちゃんが枕元に出た」
「死んだ恋人が誕生日に会いに来てくれる」


など、死者と会ってコミュニケーションを取っているようなことを言う人はいますが、
それを誰かの前でできる人はいません。

 

死んでしまうと火葬なり土葬なりされますし、
仮に冷凍保存をしたとしても再びコミュニケーションをとることはできません。

 

確実性

死は確実に訪れます。


死んだことがない人はこの世界に存在しません。

 

もちろん


「自分は誰々の生まれ変わり」


と言っている人はいますが、
それを確かめるすべありません。

 

遅かれ早かれ必ず訪れる『死』は避けることができません。

 

無規定性

『死』はいつ訪れるかわかりません。

 

もしかしたらこのあとすぐに事故等で死ぬかもしれませんし
100歳以上長生きをするかもしれません。

 

自分で命を絶とうとしても死ねないこともありますし
全く死ぬつもりはなくても死んでしまうこともあります。

 

追い越し不可能性

死は必ず自分の人生の最後に訪れます。

 

とりあえず一回死んでみることはできません。

 

心肺停止などで一時的に仮死状態になることはあるかもしれませんが、
完全に死んだ後にもう一度生きることはできません。

 

ですから、
誰も死んだ後のことを語れないのです。

 

そして誰も死後の世界を知らないので
捏造もし放題なわけです。

 

仮に生まれ変わったと主張する人もさえも
前の人生では人生の最後に死んでいます。

 

『死』というものを客観的に観察しあらためて言葉にしてみると、
当たり前のことのように感じるかもしれません。

 

しかし、
漠然と『死』を恐れるのと、
『死』の正体を理解した上で恐れるのでは
その怖さも変わってきます。

 

また、
『死』の定義を理解することで
誰かが自分の都合で捻じ曲げて作った『死』の定義に
振り回されなくて済みます。

 

それを踏まえた上で死後の世界を信じたり語ったりするのと
思考停止して盲目的に誰かが捏造した『死』の定義に洗脳されるのでは
全く意味合いが変わってきます。

 

人は不安定さを嫌うため
「死とは○○だ!」
「死後の世界は○○になっている」
などのような答えという固定点を欲しがりますが
その固定点は誰かがあなたを支配するために捏造しているものだと理解して
自己責任でその支配を受けてください。

 

能動的に誰かが捏造した言葉の定義を一時的に利用するのと
盲目的に誰かが捏造した言葉の定義にすがるのでは
あなたの人生の自律性が大きく変わってきます。

 

Meta Frontiers〜高次元の境地〜 断捨離ヒーリング®