ウサギとカメ
この話『優劣』で言うと ウサギ(劣)<カメ(優)です。
ゴールを見据えてコツコツ進んだ者が勝つ(=優れている)
逆に短期的に考え油断する者は敗れる(=劣っている)
北風と太陽なんかもわかりやすい優劣が描かれてます。
他にもあります。思いつくの何かありますか?
世の中は、だいたい対立する二項で成り立っています。(二項対立)
生・死
真実・偽り
自分・他人
常識・非常識
西洋・東洋
男性・女性
前・うしろ
上・下
etc
善・悪もそうですよね。
昔ばなしや童話なんかは、善悪の二項対立でお話が作られているものが非常に多いです。
アンパンマンとばいきんまんも完全に二項対立です
さて・・・ここからが思考力アップのポイント
実はこの優劣って「反転可能」なんです。
つまり、ウサギとカメの優劣を反転させて、
ウサギ(優)>カメ(劣)にすることができる。
どうするかわかりますか?
ちなみにこの反転させる方法のことを
「脱構築」(だつこうちく)って呼びます。
脱構築は、知のテロリストの異名をもつ哲学者
ジャック・デリダによって提唱された考え方です。
ちょっと、違和感があるかもしれませんが、
いちど、思考訓練として、
ウサギとカメの優劣を入れ替えてみてください。
そのとき、他者が納得するようなロジックを組み立てて
論理的にウサギが優れていることを説明してみましょう。