先日、大阪名物のスイーツの話になり、
それはたいそう人気で、
どうやら朝から2時間くらい並んで手に入るらしかった。
2時間もしんどい!時間ない!
と、まぁ思いますわな。
そこで私は打診したわけです。
仕事の合間に並ぶだなんてご苦労だから、
「1時間5000円で並んであげます。」 と。
すると、「悪(あく)どい」 と言われました(笑)
もちろん冗談ですが、
でもね、
ここで、本気で「悪どい」 と反応するって
社会のしくみをわかってない、ということになっちゃいますよね?
この世の中では、お金を介して
モノやサービスのやりとりが行われていますね。
昔は物々交換だったけど、共通の何かを作ることで
その 「価値交換」 をシンプルにした、
その何かが「お金」なわけです。
価値は交換制です。
文化人類学者の、レヴィ・ストロースは、
文字を持たない、お金も持たない部族にも
この価値交換の概念が、本能的に備わっていることを研究し、解明しました。
人間にとって、交換することで価値は生み出されるものであり、
人間社会が発展するために、
交換を行う共通の概念として作られたものがお金。
モノやサービスが、何のためにあるかというと、
人が困っていることを解決するためにあります。
お腹がすいた、今すぐ食べたいという問題を解決するために、食べ物屋さん。
雨風にさらされるとツラいという問題を解決するために、家を建てる建築屋さん。
家を建てたはいいけど、
住んでくれる人を見つけられないという問題を解決するために、不動産屋さん。
太ってるという問題を解決するために、ダイエット商品。
悩んで元気になれないという問題を解決するために、カウンセラー、セラピスト。
問題を解決するために、
生まれたモノやサービス、つまり、「価値」
価値は交換制ですから、
何と交換するのか、といえば
形のあるものでも、ないものでも共通して価値交換できる概念=お金
お金と交換です。
「1時間5000円で、相手の代わりに並んであげる」
これは、スイーツはほしいけど、
並びたくない、時間的に並べない、という
相手の問題を解決するためのものです。
つまり、我々の生きる社会では、
全くもって普通のロジックなのです。
この全くもって普通のロジックが
普通に思えない人もいます。
詐欺などのニュースを見て、
”お金を取ろうとする人は悪い人”
という、固定概念に支配されているんですね。
単に、モノの見方がズレているだけです。
ビジネスしている人ばかりの会話であれば
「そこ、もうちょっとこうしたら売れるんちゃう」
「もっと単価あげたトークにしてみてや」
などという会話になるのです。
もし、あなたが、ビジネスをしようとしているのに
そういった会話のほうがおかしい、と思うなら
今すぐに修正しないと
永遠に稼ぐ自分になれません!!
ズレたモノの見方では、最初から行動もズレてしまいます!!
ズレたモノの見方を正す
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