【何を教えるべきなのか】
・遠足のお弁当お題〜妖怪ウォッチシャドウ〜
「世の中には、オモテとウラがある…」
というナレーションからアニメは始まるのですが、
こりゃ冒頭から深いぞ!
これ子供に伝わるだろうか?と思いながら、
「ジーたん」をカニカマで制作していたんです。
というのも、
人には表と裏がある、
服は表と裏がある、
などというような事でなく、
世の中のものは表裏一体、
表があれば必ず裏があり、
その二つは切っても切れない仲
とでも言えばいいのか、
表だけになるとか、
裏だけになることは不可能なんですね。
必ずニコイチ。
何か、とそれに反する何か、の
2つが構造的に対立しあっている状態。
○○の反対は××
善悪、明暗、真偽、男女、勝敗、上下、売買、
自己と他者、大人と子供、問題と答え、
正常と異常
ここで、このニコイチ達は、
お互いの存在がないと
片方だけ存在できないんですね。
男しかいなかったら、
男とわざわざ定義する必要がない。
女がいるから男がいるし、
男がいるから女がいるんです。
そこへ、
「こっちが優れている」という風に
どちらかを優位にしないと気がすまない我々人間がいまして、
その優劣は一般的概念として、
いわば常識的に、決められてしまいます。
しかし
その優劣を逆にしてしまう論理があるんですが、
つまり善悪だったらふつう、
「善」の方が優れているのに、
「悪」の方が優れていることに納得できる論理展開ができる。
ここで
妖怪ウォッチと妖怪ウォッチシャドウ
このふたつ、光と影の関係。
ジバニャン達がいるオモテの妖怪ウォッチ
ジーたん達がいるウラの妖怪ウォッチシャドウ
ただ、オモテとウラがあるよー
人だってあるよー
ほら、お洋服をウラ向きに着ちゃだめよー
とかいうことを教えるのではなく、
モノゴトは表裏一体であり、
世の中は二項対立で溢れかえっていることを
教えた方がいいのだ。
ところで、
「おべんとう用ハサミ」が売ってたので
買って使ってみたんですが、
私には「まゆげカット用ハサミ」の方が
圧倒的に使いやすいことがわかりました。