【黒とパステル】 | 自分が変わる&年収も上がる・リーダーシップ戦略
映画「シザーハンズ」(原題:Edward Scissorhands)

テーマソングは、トム・ジョーンズの With These Hands
ボリューミィな歌声のバラードにはまったりしたひと時が合う。


ティム・バートン作品は
いくつか取り上げたいものがあります。


この映画は、

両手がハサミの人造人間が、人間の女の子と心を通わせる話。

人造人間エドワードの心臓はハート形のクッキー。なんとメルヘン。HEART


パステルカラーで彩られる明るい世界と
対比するように "黒い" エドワード

 

私達の世界は、あるものに対し必ず対比するものが存在します。
 

善と悪、
明と暗、
正と誤、
動と静、
光と闇、

真面目と不真面目、
常識と非常識、
道徳と非道徳、
感情的と論理的、



対立する2つのものは真逆であって

相容れることはない


エドワードの黒は、

人間のパステルカラーと相容れることはないわけです。


この映画は人間の卑劣さ、とか狡さとか、を表現していて

それに対して、ピュアの極みの人造人間がおり、

人間と人造人間、という対比 がまたあるわけです。

そしてピュアであることの方が尊いと思う、


そこへ「優劣」の関係を自然に持たせてしまうのが私達の思考。


先のAとBの対比にもそれぞれの優劣を持たせることができるはず。



でも、本来どちらが優れていて、どちらが劣っているということは

決められない。

それでも決めてしまうんです。


決めることが悪いことでもない。
決めないことが良い事でもない。


しかしどちらかにしないと気が済まないのが人間のようです。



どっちも悪い、どっちも悪くない
 

という、概念を越えて、ありのままを受け入れた時に
 

色々なモノの見え方が少しは変わるかもしれません。



[ With These Hands ]-Tom Jones