テーマソングが泣けます。
メロディだけでも。
映画は、余命6ヶ月を宣告された2人の男が、
"棺おけに入るまえにやりたいことリスト" を作って
それを叶えるための冒険旅行に出かける話。
実際、「死ぬ」ことにまともに向き合って日々生きてる人なんてほとんどいないし、
死から目を背けたいのが人間だ。
なぜなら死ぬことは全ての希望が絶たれる、つまり絶望。
この絶対必至の絶望を抱えながら生きているのが人間で、
常日頃それに向き合ってると 生きてられない。
単調でも明日がまたやってくると信じ切って疑わずに、
やってきた明日を繰り返すことで安心し、
安全を感じて、そして安全地帯から動物(人間)は離れようとしない。
離れたら、たちまち死の危険に瀕することを本能が教えるからだ。
人間が変化を好まない、好んでいるつもりでも実際は大したことをしていない、
その理由は動物的本能にある。
でも人間だけが持つその「絶望」を乗り越えた時に、
つまり死に真に向き合った時に、逆向きの生きる力が溢れるのだろうか、と。
[ Say ] - John Mayer
[ Say ] - John Mayer