日本語のその言葉には、「含み」がある、と
含みが多いことを述べた。
しかしながら
「こう言っているけど本当の意図はこうである」
ということが人間社会の中では
頻繁にやり取りされている。
それなのに
伝わらないことのもどかしさたるや
伝わっていないことへの苦しさたるや
また
受け取れていないことを知った時の絶望たるや
相手の意図を汲み取る
本来、
汲み取るよりほかに相手を分かつ手段はないのではなかろうか
逆に言えば、その汲み取る能力こそが
社会で生き抜く力
真のコミュニケーション能力といえよう
それには
考える機能を自らONに設定しないといけない。
残念ながら、
この考える機能の初期値はOFFである。
それをONに変更するのは自ら以外にできない
「意図」がなければ、
「そう言う」ことはないのだから
必ず、
「言っていること」(表現している言葉)
と
「言っていないこと」(言葉の根拠である意図)
があるのだから。