早期リタイア後の健康保険をどうするか問題。再就職を考えていない場合、おそらく選択肢は下記の3つである。
- 現在所属の健保を任意継続する(2年間)
- 国民健康保険に入る
- 配偶者等の健保の扶養に入る
配偶者がいて、健保に加入していて、かつ、扶養の条件を満たすのなら、扶養に入るのが費用の負担が全くなくなるので一番いい。その選択ができない場合は、国保か任意継続かを選択することになる。
現在所属健保の任意継続
会社員時代の健康保険料は自身と会社で折半をしているので、任意継続を選択した場合は会社が支払っていた分も自身が支払うことになるため単純に保険料が倍になる。ただし、健康保険組合で任意継続者の支払額に上限を設定している場合があり、その場合は費用負担を抑えることができる。これがかなりありがたかったのだが、いつの間にか上限を設定しなくてもよいことになり、今の時代健保はどこも厳しいので上限をなくしているところが多くなってきていると思う。
私が所属している健保も上限がないので、単純に保険料が倍になる。めちゃくちゃ高い。また、任意継続は2年間続けることができるが、その期間は同じ保険料となるため、収入がない状態なのに高い保険料が続いてしまう。
国民健康保険
退職年度の健康保険料は前年度フルでお給料をもらっているのでめちゃくちゃ高くなる。一応、限度額が設定されているが、それでも高すぎて話にならない。大抵は任意継続の保険料を軽く超える。よって初年度の選択はありえない。
2年目は退職1年目の収入によって決まるため安くなることがある。そのため2年目から国保に切り替える人が多いと思う。
なので、1年目は任意継続(めちゃくちゃ高いけど)、2年目は任意継続か国保のどちらか安い方となる。早期リタイアするには、社会人時代は給与天引きであまり気にもしなかったこの健康保険料と国民年金の費用をあらかじめ見積もっておかないと、想定外の高額出費となり計画が狂ってしまうので注意が必要である。
次回は、2年目はどちらを選択するのがいいのかをもう少し考えていく。