いつごろリタイアができそうか試算してみたところ、2026年からできそうということがわかった。リタイアするために必要な条件を洗い出し、あと3年ちょっと頑張ればその条件全てがクリアできそうだという見立てとなった。
リタイアするには全部で4つの条件を満たす必要がありそうだ。それぞれを紹介していく。
1.住宅ローン返済資金
現在住宅ローンを組んでいて毎月返済をしている。リタイア後の生活費はできる限り低く抑えたいので、いっそのこと全額繰り上げ返済してしまおうかとも考えたが、やはり住宅ローン金利が低いこともあり、住宅ローン返済基金を積み立てることにした。「住宅ローン返済基金の運用利回り > 住宅ローン金利」である限りは、繰り上げ返済するよりも利益を見込めるからである。リタイア後は毎月この基金を取り崩して住宅ローンを返済していく。もし住宅ローン金利が上がるようなら、基金を解散して全額ローン返済すればいい。現在絶賛積み立て中であるが、この基金の資産総額が住宅ローンの残債を超えるのは2026年になりそうというのが、まず1つ目の条件である。
2.リタイア後の貯蓄
リタイア後は「配当金 + 資産の取り崩し」で生活をしようと考えているが、貯蓄も続けていく予定である。資産を取り崩しておきながら貯蓄をするとは何か変な話だが、取り崩した資産を以下の3つに積み立てていく。
1)確定拠出年金
2)つみたてNISA
3)住宅設備等の修繕費
「確定拠出年金」は今の会社で積み立てているのだが、退職後も個人型で続けていく。リタイア後の拠出にはあまりメリットがなさそうだと思われるが、社会人時代に積み立てている一時金の受取り時にかかる税金をなくすため、拠出期間を最大限に伸ばしたいからである。月1万円くらいを積み立てて、60歳から年金受け取りまでの期間の生活費不足分は、この確定拠出年金で積み立てた資金をあてようと考えている。
「つみたてNISA」は20年間非課税なので長期の運用に向いている。リタイア後もつみたてNISAの積立を続けるのは、いま長期運用用に持っている資産にかかる税金を減らすためにつみたてNISAに買い替えると考えてよい。この資産は何かあったときのための予備資金となる。
「住宅設備等の修繕費」は、生活費とは別に急に大きなお金が必要になる場合があり、それに備えておくための資金となる。現在も毎月1.5万円を積み立てていて、エアコンの修理や給湯器の交換、洗濯機の買い替えなどに使用している。今の時点で200万弱くらい積み立てられているが、減るときは一気に大きく減ってしまうものなので、これからもコツコツ積立を続けていく。
これら3つの積立用資金もリタイア後の生活費として組み入れて毎月のやりくりが可能かどうか、が2つ目の条件である。これは住宅ローンの返済費用を生活費から外すことで達成可能というのが分かった。
次回に続く。
