給与の振込やクレジットカードの引き落としなどのメインで使用している銀行の口座にはあまりお金は入っていない。住宅ローンが引き落とされる別の銀行口座にはそこそこ入っているが、これらともう一つの銀行口座の残高を全部たしてやっと1年分くらいの生活費の額になる。持っている資産の現金の割合は1割にも満たず、本当に少ないと思う。
これは毎月給料が入っても、同じようなペースで何かしらの株を買うのに使ってしまうことが多く、現金が全然貯まらないのである。妻がたまたま私の口座残高をみたときに残高の少なさに驚いていたが、私からすればジュースも買えないクソみたいな利息しか付かないところに沢山の現金を置いておく方が驚きである。半年くらい前に書いた記事 だが、同じお金があるなら銀行に預けるよりその銀行の株を持つ方がずっといい。
運用額が大きくて現金が少ないと危険じゃないのかという発想になる人が多いが、よく考えてほしい。今まで多額の現金がすぐに必要になるケースはあっただろうか?社会人になってから今までそのようなケースは一度もなかった。今後も発生する確率はうんと少ないだろうし、そんないつ起こるかわからないもののためにお金を眠らせていてはもったいない。少なくとも1年くらいの生活ができるだけの現金は確保しているし、現金が少ないだけで現金化できる資産は持っているのでなんの問題もない。
それとも、運用そのものが危険だから現金を多く残したいという思考なのかもしれない。確かに運用は余裕資金で行うべきものである。それは間違いない。私にとってみれば、絶対に残しておかなければいけない現金以外は全て余裕資金なので、運用は全て余裕資金で行っていることになる。そして運用は額が大きければ大きいほど効果も高く、中途半端でやるのが一番ダメである。あとでもっとお金を入れておけばよかった思うくらいなら、リスクを取って初めから入れておいたほうが絶対に後悔しない。割合というか絶対額が大事だと思うので、自分自身の許容できるリスクの範囲で資産運用を行ってもらいたい。