6月は3月に権利確定した銘柄の配当がもらえる時期で、おそらく我が家でも一年で一番多くの配当金がもらえる時期である。と同時に無駄に郵便物が増える時期でもある。

 

投資は複利効果を活かさないと効率も悪くもったいないのだが、配当は自動的に再投資されないので配当金を受け取ったがそのまま放置なんてことも多いのかなと思う。それでも、昔の郵便局で配当金を現金を受け取っていた頃はそのまま財布に入ってしまうため再投資に向かうことなく消費されてしまっていたが、今は証券会社の口座に入るので他の軍資金と混じって気づかないままいつの間にか再投資されているようだからまだマシなのかもしれない。

再投資を視覚的に感じる方法として、もらった配当金で投資信託を買う、というのはいいやり方かもしれない。投資信託なら最低購入金額が低く、また1円単位で購入できるので、配当金がそのまま投資信託に変わる姿を確認できる。その後の運用も投資信託なら何も手がかからず勝手に増えていくのを待っているだけでいいので、手離れが出来てとても楽でもある。もしこれを株式でやろうとすると、もらった配当金だけでは単元分を買うには全然足りなかったり、1円単位で買えないので中途半端に資金が残ってしまったりと、とてもやりにくいのである。

私はもらった配当金を何に使ったかを特に区別はせずになんとなく投資の資金になっているが、年間の金額を確認すると、積み立てをしている投資信託の資金の一部になっているんだろう、ということにしている。気持ち的には、(足りないけど)配当金は投資信託へまわして、新規に入れる資金では株を買って配当金を増やす、という感じだ。投資信託よりも株へ資金を投入しているからで、なんでなのかよくわからないけど、投資信託が増えるよりも配当金が増える方が嬉しく感じてしまうのだ。