最近、ポイ活というのが話題になっているらしい。どうやらポイントを貯めていく活動のことのようだが、様々なポイントサービスが広く普及しており節約の手段の一つとして活用できるため、ポイ活とまでは言えなくても少しでも多くポイントが付くようにといろいろと工夫している人も多いのではないかと思う。よく利用されているポイントサービスは「Tポイント」「楽天ポイント」「Pontaポイント」「dポイント」などがあり、おつりでもらった小銭を貯金箱に貯めていくような感覚でコツコツとポイントを貯めているのではないだろうか。

これらポイントを貯めたはいいが、このポイントをいつ何に使うのが一番お得になるのだろうかなどと考えだしてしまい、ポイントの使い方に迷ってしまう人も多いのではないだろうか。ポイントは買い物のときの決済に利用したり、いくつかの商品から選んで交換したり、電子マネーとしてチャージしたりといろいろな使い方がある。せっかく節約して貯めたこのポイントを有効に活用するには、ご褒美などの浪費になるような消費に利用するのではなく、できればリターンへと繋がる投資に使うのがよいと思っている。本などの購入にあてて自分自身への投資をするのもいいが、最近はポイントで投資信託などの投資商品を購入したりポイントそのものを運用したりするサービスがある。もし一番お得になる使い方が思い浮かばないのなら、これらのサービスを利用しない手はない。普段から少しでも資産運用の資金を捻出しようと頑張っているのなら、ポイントサービスのゴールも資産運用だと決めてしまった方が運用の効率がよくなるのは間違いない。コツコツ貯めたポイントだって無駄なく投資にまわしてしまおうという考えである。

私はポイントについてあまり詳しくないので、各自が普段から貯めているポイントでどういう投資・運用ができるのかは自分で調べてほしい。私がいまやっているポイント投資について紹介したいと思う。

私が利用している証券会社(auカブコム証券)では投資信託の購入にPontaポイントが利用できる。また、特定の投資信託を保有していると毎月Pontaポイントが取得できるサービスも実施している。なので、できればポイントはPontaを貯めていきたい。たまたま、よく買い物に行く近所にあるスーパー(ライフ)でPontaポイントを貯めることができた。スーパー独自のポイントを貯めることもできるのだが、なるべくポイント管理は簡素にしたいし、管理を頑張ってまでそこでしか使えないようなポイントを貯めることはしたくない、ということで普段のスーパーでの買い物でPontaポイントが貯まっていく。この貯まっていったポイントが毎月投資信託へと姿を変えていく。毎月定額で投資信託を積み立てているのだが、その積み立て分とは別にポイントで購入してさらに積み増されていくというところに嬉しさを感じ、さらなるPontaポイントを貯めていくモチベーションへと繋がっている。ポイントで購入できるのは毎月数百円ずつと少額なのだが、コツコツと確実に増えていき塵も積もれば山となるからだ。

ちなみに、Pontaポイントはスーパーなどの買い物で貯める他に、他のポイントからの変換も利用している。ポイントサイトはあまり利用していないのだが、会社の福利厚生でベネフィットステーションが利用できるので、そこで貯めたベネポをドットマネーに変換し、ドットマネーからPontaポイントへと変換している。なぜベネフィットステーションを利用しているのかと言うと、そこを経由してふるさと納税サイトの「さとふる」を利用するとベネポとしてポイントが還元されるから。通常だと1%のポイントが還元されるのだが、ここ最近は年末年始の時期に4%の還元をするキャンペーンがあり、その時を狙ってふるさと納税をすることでベネポを貯め込み、それを毎月分割してPontaへと変換し利用している。

最後にまとめるが、節約のためにコツコツと貯めたポイントは浪費ではなく投資へまわすことで、ただそれが消えていってしまうのではなく資産へと変わり運用されて増えていくという、夢と現実が見える使い方になるということを理解していただけただろうか。