積極的に投資



 株式では、まず人と同じ行動をして、他人が強気のときに強気をして

安心する傾向があります。すると、殆どが同じ結果となり、まず多くの人

が損していると決まって自分も損していることになります。  実際に株

式で儲けるということは大衆と違った考え、違った行動をする方が儲か

ることは多く、人が多く買いに出ているところは株価が上げて人気に頂

点であることが多く、そこが天井ということが多いのです。したがって、

考え方はすべて安心ではない人と同じ考えではない方が株式にとって

は良い答えが生まれる、それに気付くことが重要となります。

 仕込みにおいては不安である方が有利な結果が生まれ、人と違

った少数派の意見の方が当たるようになっているのです。 安い株がだ

んだん高値をつけ、やがて人数が集まるとともに天井をつけていくので

すから、当然、人と同じ考えでは人数が多いところで仕込み、安心する

のですから、その行動では儲けられるわけがないのです。不安なときに

仕込み、もしくは人があまり買わないところで仕込み、人が集まって安心

して買い向かっているときには利食いする。そして、株価が下げていると

きには多くの人はまだ戻ると期待していますが、実際には終わっている

ことが多いような気がします。


 売り場も完璧なことなど分かるわけがなく、また仕手筋が売って
からさらに急騰する株もあるようです。プロでもなかなか判断つかない

天井を求めて売り損なうよりも最初から完璧さなどない、としてほどほど

で利食いする、あまり高値ばかり求めないで売っていくことこそもっとも

効率がよい投資となる。
それは歴史がしっかり証明しているのです。大儲けを狙って、大勝負を

かけた歴史上の相場師の9割が破産、自殺、崩壊、狂人になったように

、株式と戦った人で株に本気で勝ち続けた人はいないのです。株に完璧

などなく、儲けるという一方で損することも常に意識したものが本当の勝

利者では。