翌日のデビューに向けて我が家の格納庫へ…
コンパクトに折りたためますが、それなりに大きいですね。
我が家のトラクターYT333Dは、これまでの作業機を使うためにヤンマーと特殊3P(A2ヒッチ)を採用しているため、ツインモアの取り付けは直装となります。
ツインモアの名のとおり、刈刃はツイン!
回転方向は、1方向なので刈刃の上下左右を組み替える事で4回使えます。
このごつい替え刃は、かなりお高いので少しでも長く使いたいですね…
平行上下2段ではなく、クロスした上下2段が良いのでは?とメーカーの人に聞いてみましたが、色いろテストをした結果この方式が、一番草を細かくできるとか…
早速圃場へ。
この時にはメーカーの人はいないし、地元ヤンマーの方もこのような機械を売ったこともないし使ったこともないと…
結局、誰に教わることなくスタートです。
自分の事ですから、前日までに散々YouTubeを見てイメージはつかんでいましたけど…
おまけに、隣の地域の営農法人から視察の方も来られ沢山の人の前で作業スタートすることに…
セミクローラの安定性と、YTの無段変速に助けられて初めての使用とは思えない??作業ができたようです…
それだけ、使いやすかったという事ですね。
私が購入したモデルは、ZM-3708Sという、モアが中折れするタイプ。刈幅は80cmで油圧モーターは1個。
同価格でZM-3709Sという中折れしない刈幅90cm、油圧モーター2個タイプもありましたが33馬力の我がトラクターでは作業時に十分にモーターを回すことができないと…
もちろん、ハンマーナイフタイプもありますが、トラクターの馬力的に無理のようです…
こんな時は、もう1ランク上のトラクターを買っておけばよかったなぁと少しだけ思います…
しかし、田んぼの畦を刈るにはこの中折れ機能は必要でしたので、結果オーライかも…
ZM-3708Sは、トラクターの中心からモアの外側までが水平距離で3.7mですが、トラクターの重量や安定度によってはストッパーを外すことで上記寸法が4.1mまで伸ばすことができます。
我が家のYT333Dは4.1mで使用することができます。
畦畔を田んぼの中から刈る場合は、畦の幅があるので最大に伸ばして下の写真の感じです。
以前所有していた、クボタカルマックスGC-K501H(3mアーム)と同じ作業範囲ですね。
カルマックスは乾燥重量が確か72kgも有り、腕力に自信のある自分でも使いあぐねていましたからなね、とっさの操作で腕の筋肉が肉離れした事もありました…
それと、田んぼの中から刈る場合、同じところを何度も通るのでホイルトラクターでは厳しいと思います。大きな溝がつくでしょうね…圃場のコンディションにもよりますが。
この草刈機を、すべての場面で使用できるのは春の田植え前と、秋の稲刈り後なんですよね…
夏の間は、農道沿いの斜面と下の河川の土手位です。
それでも、真夏の炎天下↓の300mはある土手を草刈りするのは大変なこと…
これを、エアコンの効いたキャビン内でFMでも聞きながら作業できる。それだけで幸せですね。