うちの家内は日産キューブに乗っています。

購入から8年… 12万Kmほど走行していますが調子よく走っていました…

しかし、先月の夜寒い日に暖房をかけようとしたところ冷たい風しか出ない状況になってしましました…

最初は簡単に考え、ネットを調べてみると日産マーチやキューブによくある故障ということを知りました…

ただし! それを直すにはエアコンユニットを半分に割らなければならず、そのためにダッシュ―ボードを外し、中にあるフレームを外し、エアコンガスを抜いて、ヒーターに来ているクーラントを抜いて…

と、いう大変な作業が伴い交換する部品1500円 作業工賃5万円~6万円が必要と…

そんな、無駄なお金は使いたくない。ディーラーに相談しても車を買い替えた方が良いのではと、言われる始末…

修理するお金をねん出するのも難しいのに車なんか買えるわけがありません。



と、いう訳で、さらにネットを調べていると上記の工程の半分くらいを省略できる方法で作業している強者が2名ほどネット上におられ、それを真似することにしました。


用意するものは、1500円の交換部品と休日1日と根性くらいかな… あとは手持ちの道具で何とかなりそうです。


部品も届いて作業する日をいつにするか決めかねていましたが、10月13日台風19号が通過するということで、ガレージ内に1日こもるのにちょうど良いと、作業を決行!


まずは、バッテリーのマイナス端子を外します。

配線はすべて―カプラーで接続されているのでショートなどの心配はありませんが、エアバックユニットを外すので念の為… というか、車やバイクをいじるときの基本ですよね。

まずは、グローブボックスを外し、ナビ周りの内装を引き剥がし、エアコン操作盤、送風口、ナビを外します。



次に、メーターカバー、メーター本体、運転席右側操作盤、助手席エアバックユニットの配線と固定ボルト2本を外し、ダッシュボード上面を外します。

もちろん、Aピラーやその周りのモール類も外します。



こんな感じに外れます。

そして、ハンドル回りをバラシ、ダッシュボード手前側を外します。

こんな感じ。

これで、やっと患部のエアコンユニットが現れます。

オートエアコンのリンク類も外します。


赤丸の中、緑の線のように棒が出ているのですが、それが折れています。


後は、位置を確認して切るべし!


切るべし!


パカッ! と、簡単には取れませんでしたが、ヒーターコアなどを傷つけないよう慎重に…
(私は、ヒーターコアの一部を一緒に切っていましたが、何とかセーフ…)

緑の線で囲んでいるのが、エアミックスドア本体。

名前の通り、エアコン部分から出た冷風とヒータ部分から出た温風を、開き加減を調整しながらミックスしています。


今回取り替える部品。 

右の黒いのが車体についていた物。左の緑色の物が対策部品?


切り開いた開口が少々狭かったようで、古い物をとりはずのは、エイ!ヤー!で良かったのですが、新しい部品を組み付けるのは開口が狭く神経を使いました。


動作を確認したら、早速蓋を閉めます。

気休めに、シリコーン系の液体ガスケットを塗布しておきました。

接着剤でも大丈夫だろうし、コーキングでも良いかと…



ブチュー! と貼り付けます。


念の為に、可動部周辺にSTRAIGHT製プラスチックリペアで針金を溶かし込み補強しておきます。


補強しておきます!


赤矢印が、今回修理した部分。

そこにリンクのアームを差し込みロック? ロック?? 

なんか、ちょっと強めに引けば外れるし…

何度も何度もやり直しましたが変わらず。何度か動作テストをして外れないのを確認して取り付け完了。

今回の作業で心残りが唯一あるところ… こういうところを残しておくといつまでも気になる…
外れやしないかと…

オートエアコンのリンクがスムースに動くか確認、調整しながら取り付け。



最後に、黒の布製ガムテープで補強&ボロ隠し…  これが一番強度があるかも…


ある程度、ダッシュボードを復旧しないと動作テストが出来ないので、ひたすら組み付け!組み付け!組み付け!


もちろん動作テストも合格!

何より、ネジが一本も余らなかったのが最高!

6時間ほどの作業となりました。