本当に偽装はどこまで続くのか?食肉は管理されているからこそ、このように発覚する。しかし水産はまるで管理されていない・・だからヨッポどでないと発覚しない・・・・だから危険である。何も話題にならない=安全安心ではない!  水産物の添加物汚染は漁獲から加工まで続く・・・

無知?本当に情けない・・



飛騨牛偽装 官民ブランド、業者任せ
2008年6月22日 朝刊

偽装の疑いがあるとして「飛騨牛ブランド」の販売を自粛した丸明の直営店=岐阜県高山市のバロー高山店で


 牛肉の新しいブランド名として岐阜県が音頭をとって確立に努め、広く人気を得るに至った「飛騨牛」。官民一体となって築いてきたブランドの信頼が、浮上した肉質の等級偽装疑惑で揺らぎ始めた。

 もともと「岐阜牛」と呼ばれていた岐阜県産の和牛を「飛騨牛」としたのは1986年。岐阜県産牛肉のブランド力を高めるため、それまで一業者が商標登録していた「飛騨牛」の名称を統一ブランド名として使うことに。県のバックアップで、岐阜県食肉事業協同組合連合会などで構成する飛騨牛銘柄推進協議会が規格を統一した。認知度は高まり、売り上げを大きく伸ばしてきた。

 そこへ浮上した食肉卸小売業「丸明」の偽装疑惑。値段の根拠ともなっている等級が、店頭でいとも簡単に改ざんできる実態を露呈した。

 岐阜県飛騨地方のある精肉店主は「飛騨ミート地方卸売市場で、丸明が最上級の枝肉を競り落とす一方、飛騨牛を名乗れない3等級未満もよく落としているという印象があり、不思議に思っていた」と話す。等級は、日本食肉格付協会の認定する格付け委員が肉質などによって5段階にランク分けする。しかし格付け後、肉が業者に持ち込まれた後は、等級偽装や消費期限の改ざんなどの不正を監視する目はない。ある牛肉卸小売業者は「業者の倫理に任されている」と現状を明かした。

 日本農林規格(JAS)法では牛肉であることと原産地の表示を定めるが、等級の表示までは求めていない。等級を偽ることについては景品表示法違反(不当表示の禁止)の可能性がある。

◆社長「売れ残りダメ」 前工場長が証言
 20年ほど前から丸明に勤務し、5月下旬に退社した前工場長(37)が21日、本紙のインタビューに答えた。主なやりとりは次の通り。

 -偽装の指示は社長がしていたか。

 指示なしでやるわけがない。工場には(飛騨牛と表示できない)2等級の枝肉が多く運び込まれていた。そうした等級の低い肉が、店舗で3等級以上の飛騨牛と交ぜられ、店頭に並んでいた。ミートホープの事件後も「うちは大丈夫」と変わりがなかった。(疑惑が浮上した)1週間前くらいから急に「ちゃんとした肉を使え」と指示された。

 -指示に従うしかなかったのか。

 社長は「わしが経営者やで、言われたことをやれ」が口ぐせのワンマン。違反は認識しており「なんとかしなければ」と考える社員もいたが、意見を言った時点でクビという感じ。辞めた人は何人もいる。

 -飲食店でも偽装があったのか。

 以前、名古屋市内の店舗で調理していた。3年前の開店当時はちゃんとしたものを出していたが、等級の高い肉が足りないときは、少しずつ低い肉を使うようになった。「売れ残りはつくらない。何としてでも出す」という方針だった。

 -ほかには。

 枝肉の消費期限を延ばすよう、社長から指示を受けていた。具体的には大口顧客から注文があった場合、作り置きしたものを販売直前に加工したと偽装し、消費期限を4、5日ずらしていた。こうした改ざんは10年ぐらい前からやっている。客は素人だから分からんだろう、という感じだった。

 -衛生管理は徹底されていたのか。

 肉の解体に、裏側に真っ黒なカビの生えたまな板を使っていた。毎日、高圧洗浄器で洗っていたが、「これではまずい」と2カ月に1回ほど自主的に塩素消毒していた。

 -社長は「自分は指示してない」と主張しているが。

 従業員のせいにするのでなく、指示したことを認めてほしい。

◆客「裏切られた」 自粛の店も
 飛騨牛偽装疑惑が発覚した21日、岐阜県高山市のバロー高山店内にある丸明高山バロー店では午前10時の開店時から牛肉の販売を自粛した。通常通り店内販売する予定だったが、バロー側からの要請で販売を控えた。

 岐阜県養老町の丸明本社の販売店は通常通り営業を継続した。休日ということもあり、県内外から多くの買い物客が訪れていたが、等級偽装疑惑を知らない客がほとんどだった。

 買い物を終えて出てきた三重県いなべ市の会社員男性(47)は記者から疑惑を知らされ「裏切られた気持ち。残念です」とため息。岐阜県内の主婦(65)は「客を客と思わない商売はこれから駄目。きっとまた偽装をやりますよ」。年に数回買い物に来ていた福井県小浜市の雑貨店経営の男性(37)は「これまで買ったものが偽物だったと思うと、もう敬遠するかも」と話した。

 一方、滋賀県長浜市の地方公務員の男性(59)は「値段が安くておいしいから、よく買いだめに来る。驚いたが、細かい話は気にならないかも」と話した。



連鎖偽装なんて出るんじゃないの?レストランで等級や産地を見極める方やシェフなんて存在するのかな?

おそらく信頼関係で納入しているはず・・・


昨日も水産で見つけた・・添加物使用なのに、平気でネットで「無添加で安心」??あきれて者も言えない!

出店したら自分で作ろっと!