トレードするのに手法を決めておくのは大切だ。
なんとなく上がりそうだから買って、
なんとなく上げ止まりそうだから決済する。
そんなトレードでもうまくいくこともあるだろう。
なんとなく上がりそうだからと買った後で、
もし下がったらどうするだろう?
仕掛ける時は上がることしか考えてなくて、
下がるときのことを考えていないと、
その時点で思考が停止してしまう。
都合よくそのうち上がってくれば、
損失を出さずに決済できるかもしれない。
しかし、思ったよりどんどん下がってしまったらどうだろう。
損失の額が自分の許容範囲を超えてしまったら、
今度はそのポジションを持っているに値するような、
もっともらしい理由を探すようになる。
そして、塩漬けと呼ばれる状態になる。
日々口座の含み損を見ているのは辛いものだ。
自分にも経験があるからよく分かる。
そうならないためには、
最初からトレードの手法を決めておくのがいい。
仕掛けるときの理由と、
どうなったら決済するか。
この2つを決めるだけだ。
トレードは「上がる」か「下がる」か「横ばい」の3種類しかない。
「横ばい」は無視して、「上がる」か「下がる」の2種類でもいい。
自分で好きなように考えたらいいだけ。
そして手法を決めたらきっちり守る。
それを続けていくことで、トレードが安定してくる。