指値注文の値幅 | メタトレーダー4でプログラムを作ってみよう

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メタトレーダーで指値注文をする場合、最小値幅に注意する必要があります。

各通貨ペアの値幅を確認するには、気配値表示で右クリックしてメニューを出し、

メニューの「通貨ペア一覧」をクリックします。


この一覧から目的の通貨ペアを選んで、「閉じる」をクリックします。



なんで「閉じる」なのかはわかりませんが、誤訳のようです。ヾ(@^▽^@)ノ

そんないい加減なところがかわいいところでもあります。


すると、選択した通貨ペアの詳細なデータが出てきます。



色々ありますが、上の3つだけ説明します。

Spread は Ask と Bid の差です。

画像の物は 0 になっていますが、

スプレッドが可変の業者は 0 と表示されることがあるようです。

実際にスプレッドが 0 というわけではないのでご注意を!


Digits は、小数点以下の桁数です。

2~5のどれかになります。


Stops level が指値を入れる際の最小値幅になります。

この値幅は現在値からの値幅です。

画像の例では 70 となっていますので、

現在値から 70ポイント以上離れたところの注文でないと受け付けてくれません。

ポイントというのは pips とはちょっと違います。

小数点以下が、2桁4桁表示の業者はポイントがそのまま pips になりますが、

3桁5桁表示の業者は 10ポイント が 1pip になります。


なので、3桁5桁表示の業者の 70ポイントは、7.0pips となります。

ここはわかりにくいので注意してください。


実際の注文での注意点です。


上の画像で、Ask が 1.44685 Bid が 1.44656 となっています。

買いと同時に、リミット(利食い)とストップ(損切り)を入れたい場合は、

リミット Bid+70ポイント=1.44658+0.00070=1.44728 以上
ストップ Bid-70ポイント=1.44656-0.00070=1.44586 以下


で設定する必要があります。


逆に、売りと同時に、リミット(利食い)とストップ(損切り)を入れたい場合は、

リミット Ask-70ポイント=1.44656-0.00070=1.44586 以下
ストップ Ask+70ポイント=1.44658+0.00070=1.44728 以上


で設定する必要があります。

Stops level の値幅制限は気がつかないことが多いです。

「ターミナル」の「Experts」に「Error=invaid stops」と表示されていれば、

この制限に引っ掛かっていますので、設定値を変更してみてください。