四本値を使ったインジケーターの作成 その3 | メタトレーダー4でプログラムを作ってみよう

メタトレーダー4でプログラムを作ってみよう

無料のトレードソフトであるメタトレーダー4のプログラムを作るコツをアップします。初心者がインジケーターとEAのプログラムを作成できるのを目指します。

それでは start をプログラムします。

以下を追加してください。

int limit=Bars-counted_bars-1;
for(int i=0; i<limit; i++)
{
   double ma0=iMA(NULL,0,ma_Period,0,MODE_SMA,PRICE_CLOSE,i);
   double ma1=iMA(NULL,0,ma_Period,0,MODE_SMA,PRICE_CLOSE,i+1);

   if(ma0>ma1 && Close[i]>ma0)
   {
      ExtMapBuffer1[i]=0;
      ExtMapBuffer2[i]=1;
      ExtMapBuffer3[i]=0;
   }
   else if(ma0<ma1 && Close[i]<ma0)
   {
      ExtMapBuffer1[i]=0;
      ExtMapBuffer2[i]=0;
      ExtMapBuffer3[i]=1;
   }
   else
   {
      ExtMapBuffer1[i]=1;
      ExtMapBuffer2[i]=0;
      ExtMapBuffer3[i]=0;
   }




Close は終値のことです。

ma0 と ma1 で移動平均線を計算します。

ma1 で現在のものma2 に1本過去のものを設定しています。

今回は移動平均線の傾きを考慮するようにしました。

移動平均線の傾きを見る場合、

現在のものが1本過去のものより大きければ傾きは上向き


現在のものが1本過去のものより小さければ傾きは下向きです。

傾きが上向きの時に、終値が移動平均線より上にあれば上昇トレンドで上矢印

傾きが下向きの時に、終値が移動平均線より下にあれば下降トレンドで下矢印

それ以外の時はトレンドなしとして横向きの矢印とします。

条件を重ねる時は && を使用します。(&&の説明

バッファ1に横向きの矢印、バッファ2に上向きの矢印、バッファ3に下向きの矢印を

それぞれ設定しています。

表示する場合は1を代入し、非表示は0を代入します。

とりあえずコンパイルしてチャートにセットしてみてください。

また、パラメーターで移動平均線の本数を設定できますので、

実際に設定した移動平均線も表示させて、矢印の向きが正しいか確認してください。



判断の条件が増えてくるとだんだん難しくなってきます。

しかし、順を追って少しずつ作っていくと何とかなると思います。(*^ー^)ノ

慣れないうちはゆっくりじっくり作成しましょう♪

千里の道も一歩からです。(* ̄Oノ ̄*)