ドライマウスとは何か?

「誤嚥性肺炎リスクが非常に高い急性期の患者さん」と定義するものもあれば、「加齢による日常レベルの口の渇きが気になる患者さん」までを含めて定義するものもあります。

超高齢社会の日本では、ドライマウス患者が推定800万人~2000万人に達すると言われています。

 

ドライマウスの自覚症状

①口臭が気になる

②口腔内がネバネバする

③義歯が擦れる

④舌がヒリヒリする

⑤乾いた食品が食べづらい

 

ドライマウスを改善するための生活習慣

① 水分補給と食生活の改善

   (1) 喉の渇きを感じる前に、こまめに水分補給する

   (2) 香辛料・アルコールの摂取を控えめにする

② 歯磨剤を代える

   (1) 発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)は口腔粘膜を保護する役割を果たす唾液成分「ムチン」を

      破壊すると言われているので、無配合のものに代える

 

唾液分泌を促す方法

① 歯肉マッサージ

   (1) 柔らかめの歯ブラシを用いて、歯肉をやさしく押さえるようにブラッシングする

② 電動歯ブラシの利用

   (1) 舌面や頬粘膜に押し当ててマッサージする。

   (2) 歯肉退縮の要因になるので、歯肉には強く当てないように注意!

 

口腔ケア製品を使う

   以上の方法で改善が見られない場合は、ドライマウス用の口腔ケア製品の使用を考えましょう。