天狗伝説のココにはやっぱり本当に!!
この生物、何かご存知
トゲウオ目/ウミテング科 『ウミテング』
トゲウオ目な~んて言われても、『なんじゃソレ』
の方がほとんどなのでは
トゲウオ目とはつまり、みんなが知ってる『タツノオトシゴ』の仲間
『ウミテング』は大きなうちわのような胸鰭(ムナビレ)を広げて、
腹鰭(ハラビレ)を足みたいにカサカサ動かして歩くのだ
魚の中には鰭の一部を足のように使って歩くコがけっこういるのよ
たま~にお魚屋さんで『ホウボウ』っていうの見たことないかしら
これはカサゴ目/ホウボウ科のお魚で
このコ達は胸鰭はちゃんと広げるんだけど、
その胸鰭の中の3本の軟条をちょっと工夫して足として使うの
他にも鰭を器用に、面白く使うお魚さんは多いのだ
ウミテングは水底の砂地を這って歩いてる(泳いでる)から
簡単には泳いで逃げられないし、写真も撮りやすいのでは
と思うが、実はあんまり・・・
警戒されるとレンズ向けてもすぐに横や後ろを向いて
カサカサ歩いていってしまうのでかなり大変
こっちも匍匐前進してず~っと追いかけなきゃいけない
あんまり目立つ姿ではないけど、
見つけると目の動きや歩き方がかわゆいから釘付け
この『ウミテング』の他にも『テングノオトシゴ』っていうコもいるし
タオ島には日本ではまだ確認されていないらしい
『ヤリテング』ってコもいるのだ
かなりレアものなので初めて見たときは叫んだねぇ~水中で。
こういう、ぱっと見でわからないところも観察すると面白い
ダイビングって、お魚を観るだけじゃないんだけど
やっぱりお魚は単純におもしろいなぁ~って思うな