あんぱんネコ♂：阿月

▲▽維新マイナー史跡スポット『阿月』①△▼

柳井市の小さな港町阿月は、今は寂れてますが幕末の頃には重要な地区で、当時の史跡もイロイロある隠れ維新スポットかと・・・

□■克己堂■□

今は阿月小学校となってる場所に長州藩寄組士の16代目当主『浦靫負元襄（うらゆきえもとまさ）』が家老で非常に有能だった秋良敦之助を学頭として作った文武両道の修練場でした。

克己堂の学頭でもある秋良敦之助と親交があった妙円寺の海防僧月性が自身の清狂草堂で文武に秀でた才能を示していた門人世良修蔵や赤祢武人を浦家の家臣に推挙したり有能な家士を輩出した東の松下村塾のような存在だったようです。

浦靫負は上関宰判伊保庄阿月等に所領を持つ給領主で禄高は約２千７百石。幕末の激変期には、当役・当職・加判役などの要職を任歴し、藩政の枢機に参画。
家臣秋良敦之助を起用して家政を再建し、克己堂を創建し家士を育成すると同時に、脱藩した坂本龍馬が下関の白石正一郎にあった後、上関に戻って浦靫負に接触した事実等・・貴重な維新史が書かれている『浦日記』62巻を遺してます。

浦家のお墓は阿月岩休寺にあります。