無責任社会での道徳 | ~ビールを片手に~

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人生についてちょっと真面目に考えたい人のブログ

今は関東近辺でもまだまだ、地震の後遺症が残っているようで、ずっと頭がグルグル回っている感じが


取れないとか、不安で眠れなくなる人も多いようです。


皆さんは大丈夫ですか?


今は、休める時に休み、食える時にしっかり食う、これが一番。


うちの85になる祖父母は地震の後に、飯など大丈夫か?と心配で連絡を入れたら、


「私達が過ごした戦中、戦後の頃は数日食べれないことなんて当たり前だったんだから、平気よ。


みんな、なんであんなに焦ってご飯食べるのに列を作るのかしらねぇ(笑)」


なんて言っていたもんで、オレごときに飯の心配されるほどやわではないことに気づくと共に、さすが


腹の座り方が違うぜ!と少しばかり誇りに思いました。


通勤の途中でもみんなイライラが募っているのか、電車のホームで騒ぎ出すおじさんがいたりして、


全体的にピリピリムードです。


ただ、物資の問題は皆の買い占めが少しは落ち着いてきたのか、多くのスーパーやコンビニでは


通常の7、8割くらいは戻りつつあるように思います。


しかしながら、日本全体での地震の影響はまだまだ続いています。


そんな中、なんともガッカリするようなニュースが続きます。



時事通信 2011/03/19


東京電力の清水正孝社長は18日、福島第1原発1~3号機が国際原子力事故評価尺度のレベル5と

評価されたことについて「極めて重く受け止めている。わが国が経験したことのない大規模地震に伴う

津波といった自然の脅威によるものとはいえ、このような事態に至ってしまったことは痛恨の極み」

との談話を発表した。



あくまで、今回の事態は『天災』のせいにしたいらしい。あくまで、自分達の非であることは認めない。


もう骨の髄まで、責任回避、押しつけ精神が染み込んでいる。


自分達が扱っているものに対する恩恵はジャブジャブ浴びてきたようだが、それに伴う責任は理解


していない。そらぁ、菅総理も「覚悟を決めろ!」と怒鳴りたくなるわね。


と思ったが、政治家連中も非難の誹りを免れない。



これが民主党政権の本音なので、是非読んで欲しい。


陸上自衛隊のヘリが原発3号機に海水を投下したその行為に対し、北沢防衛大臣が発したのは


『首相と私の重い決断を、統合幕僚長が判断し、自ら決心した。』である。


これはつまり、私達は関係ない。我々が決めたのではない、だろう。


現場の最前線で日本国のために命を賭ける自衛隊員に対して、最高責任者たる二人のこの


言い訳がましい物言いには涙が出る。


国家、社会全体が責任を逃れたい一心なのだから、これでは日本に誇りを持てという方が無理な話だ。


なにより、彼らに命を預けざるを得ない、自衛隊員、被災者に申し訳がたたない。


こうして、立場ある人間がその権利だけは十分に行使し、いざとなればその立場ゆえにあるべき


責任を放棄することに奔走する「無責任社会」という十字架を背負いながら生きていかなければ


ならないのは最大の不幸である。


どんな組織においても、その下にいる人間のモラル、道徳観というのは上に立つ人間の人に対する


責任を通じて形成され、守られていく。


その責務を拒否した瞬間に、その組織は瓦解していく。誰もルールなど守らなくなるし、自分勝手な


行動を取るようになる。


政治家というのが、その国民の代議的存在であるならば、国民の道徳の成熟度を身を持って表すのも


また政治家であるはず。


自民党とてその非を逃れる事はできず、だからこそか、誰もがこの非常事態下の中で、自己保身のみを


考えている。


これから、日本が立ち直っていくために必要な物は愛国心に繋がる愛郷心を含む情熱と活力である。


その情熱や活力の源泉はモラルである。そういった今では数少ない良識ある国民の足を引っ張るような


政治家なら直ちに議員バッチなど捨てて市井の中に黙ってもぐりこんでいてもらいたい。


それでも、「いや、そうではない」「本当の憂国の士がいるのだ」と思えることを願っている。


それならば、今こそ責任を背負ってみせる覚悟を持った政治の力に期待したい。