いや~糖質制限。未だに流行ってますね~。
空前の大ブームですよね。
その危険性も知らずに取り組む人の多さに正直、驚いています。
今回は糖質制限の危険性についてお話したいと思います。
まぁ一部では既に心筋梗塞や脳卒中の発症率が高まるなど医師からも
その危険性が指摘されていますが、その根本については触れられていないですよね。
そこで今日は
→糖質制限の危険性
→糖質制限が不必要な理由
についてまとめていきたいと思います。
・糖質制限の危険性
「多くの人が糖質の重要性を理解せずに取り組んでいる」
まず、何よりも指摘しなければならないのは「糖質の重要性」について知らない人たちが
糖質を悪者扱いし、極端に糖質を抜いて動物性タンパク質に偏った食事をしていることです。
単純に今まで恒常的に摂取していた砂糖やコーンシュガー、グラニュー糖などをやめると
言うのであれば大賛成なのですが、糖質そのものを悪者扱いする理論を構築して
本を売ることで金儲けをしている医者や学者まがいの人たちの言い分に流されて、米や
小麦などの穀物の摂取を極端に減らすことは完全な間違いと言わなければなりません。
そもそも論で言いますとこれ皆さん知らないと思うんですが
①自分の意志に反して糖質を取りすぎてしまう
①糖質をちょっと摂りすぎると太ってしまう
という時点で脳内で分泌されるホルモンの分泌バランスが崩れているのです。
ある研究者は肥満は脳の機能障害であると説いています。
この脳の機能異常・機能障害は糖質制限では絶対に直せません。
まして、脳の機能障害が起きている状態において体内のミトコンドリアがまともに機能して
いるとは考えにくく、その状態では人が活動するのに必要なATPが産生できません。
確かにケトン体を活動エネルギーにすることで一時的に活動することはできますが
ケトン体が常に体内において作り出されているということは食事がかなり肉食に
偏っているはずです。これを推奨していたアトキンス・ダイエットの提唱者である
アトキンス博士は結果的に突然死しています。
「想像を遥かに超える糖質制限におけるリスク」
アトキンス博士は死亡時は117kg、心臓病と高血圧といういかにもやばい状態だったそうです。特に心臓病がその死因であったとする味方が強く、糖質制限は心臓病においても
途轍もないリスクになることが研究でも判明しています。
ちなみに日本においても糖質制限を黎明期から推奨していたノンフィクションライターの
桐山秀樹氏が逝去しています。彼の死因もまた心臓系の疾患が原因だったとされています。
「糖質による体重増加は生理機能異常」
まずここではっきりさせて置きたいことがあります。
脳と体が健康であれば、そもそも糖質を過剰に摂取したいと思わないし
多少食べ過ぎても脂肪としてすぐに蓄積されることはまずありえません。
糖質を摂取することで太ってしまうそもそもの原因は脳と体内の酸化と炎症です。
体内および脳内の炎症がホルモンの分泌異常を引き起こし、インスリン抵抗性を高め
満腹中枢と体内にある血糖値に対するレセプターの機能障害を引き起こすことこそが
体重増加の根本的な原因なのです。
世の中の人は本当に単純なものが好きですよね。
糖質を悪者にして糖質だけを抜けば痩せられる。
これまでの生活を見直したり体質改善する必要もなく、明日からでも始められる。
それでいてすぐに痩せられる。
いやいや。
人体がそんな単純な訳ないじゃないですから。
糖質制限が危険であるということはアメリカ栄養学会の権威でもあり正義の研究者でもある
T・コリン・キャンベル博士もその危険性を出版までして警鐘を鳴らしています。
低炭水化物ダイエットへの警鐘 [ T.コリン・キャンベル ]
1,650円
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この本の中はアトキンス・ダイエットや糖質制限がいかに危険性かを事細かく説明して
くれています。
アメリカ栄養学の権威が言ってることがどうして多くの人の耳に届かないのかが非常に
不思議でしょうがないのですが、まぁ人っていうものはすぐ情報に踊らされるってことの
証でもありますね。
改めていいますが、糖質で太るのではなく糖質を摂りたくなるようになってしまう脳と細胞器官の異常こそが体重増加の根本的な原因です。
その主な原因はストレスによる自律神経の失調や睡眠障害・睡眠不足と推測されています。その仕組について詳しく知りたい方は9月号のNewtonに図解付きで詳しく書かれていますので、ご興味があれば読んでみてくださ。
Newton(ニュートン) 2019年 08 月号 [雑誌]
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よく糖質制限で痩せるなんて言いますが、その中で減量されたものの中には確実に骨が
過疎化して減っている体重も含まれますからね。
それに加えて本来、体に蓄えられているATPやグルコースもなくなっっているから一時的に
は痩せたように思うかもしれませが、その状態で長年過ごしていれば先に亡くなられた方々同様、心臓系の疾患を引き起こす可能性は常に高く、想像するに活動力もかなり低下することでしょう。肉を多量に摂取する糖質制限においては体内が酸化することによって骨のカルシウムが分解され続けますから骨折の可能性も高くなります。
ライザップを初めて骨折をしたという話も聞いたことがありますが、まさに骨のカルシウムが溶け出していることによって骨が弱くなっていたからとも考えられます。
重要なことなので何度でもいいますが
体が健康であれば糖質を多く摂ったところで太りません。
太ったとしても2,3日あればもとに戻ります。
戻らない時点で既に何らかの症状をかかえてるんです。
それを糖質制限で治す?無理なんですよ。
糖質制限は体重と命を削っているだけです。
次回は「糖質制限におけるリスク」について細かく説明していきます。