久しぶりにネットに接続しました。金曜日以来です。
土曜日にセミナーがあって、その日は都内に泊まり、翌日夜に帰宅したのですが爆睡。
12時間以上寝て、月曜日は昼から活動。22時にはまた爆睡。夜中に起きて今に至ります。
たぶんこのまま朝まで起きているでしょう。
NYの値段については一切耳に入れないまま過ごしたこの連休だったわけですが、今2chのNYリアススレを見終わったところです。
例の北朝鮮の核実験でわさわさしたようではありますが、現在(4時51分)はこんな感じです。
NYMEX-原油 | NOV6 | 59.93 | +0.17 |
COMEX-金 | DEC6 | 580.0 | -2.8 |
(±は終値からの比較)
為替が119越えてるんですよね。
家に帰ってからチャートギャラリーに独自の指標を表示させる実験をしてみました。
うまやることができました。
ボリンジャーバンドです。下の線はバンド幅。この度これを表示させることができました。
http://blog.ameba.jp/user_images/e8/c2/10010682045.jpg
暴落前に下に出ている数値がすごく低くなっています。
これはバンド幅の割合なのですが、上のバンドを見ても、めちゃくちゃタイトになってるのがわかります。いわゆるスクィーズ(絞り込まれ)状態。バンド幅の数値がこれだけタイトなのはめったにないです。
これは、相場がエネルギーを溜め込んでいる状態です。この後、離れた方に大きく動くことが多いのですが、このときもまさにこれでした。
ちなみにこのバンド幅自体は
(上限バンドの値-下限バンドの値)÷基準の平均値で出せます。
上限バンド=+2σ 下限バンド=-2σ 基準の平均値=もとの移動平均(今回は普通に20日)
今後どの銘柄でもこいつをちょっと意識してみようかなと思っています。
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さて、土曜日はセミナーだったわけですが、無事に終了。ほっとしました。
僕が伝えたかったことがどれだけ伝わったかわかりませんが、どんな形であれ、何か得るものがあって帰路についていただけていたらいいなぁと思っています。
私もよくセミナーに行くのですが、そのまま使える手法を教えてもらえるかどうかでそのセミナーの善し悪しを決めるはずもなく、なんというか、終わった後、「よし、帰ったら頑張ってみよう」と思えるかどうかが重要だったりします。
例えば、NY原油が上げたときに翌日の東京市場のデイトレ(寄り付き仕掛け大引け仕切)は意外にも買い有利(売りは逆)なんてことをセミナーで言われたら「あれ?そうなの?じゃあ検証してみるか」と調べるきっかけになったりします。
アイデアっていうのは本の中にもネット上にも転がっていますが、セミナーで得ることも多いです。
そのアイデアで今後数万でも利益を生み出すことができればセミナーの料金なんてすぐに元を取れる、という考え方です。
しかしながらいつも難しいな、と感じるのが、来る人は儲けたいと思っていて、こちらも儲けるにはどうすればよいか?がわかっていて、(しかも教えても問題がない)のに、それを伝えるとお客さんが満足しない、という矛盾です。例えばそれはこんなことです。
・記録をつける(収益・今回のトレードの理由・ミスしたときのことなど)
・前日に次の日に何をするかを決めておく
これは僕だけがそう思いこんでるわけではなくて、僕が知っている恒常的に利益を上げている人がみんなやっているようなことで、逆に高値を買っていくか、割安を拾っていくかとか、ナンピンをするか、のせをするかとかは人それぞれで共通してないわけです。
共通していないと言うことは合う合わないがあるわけである人がそれで儲けることができてもそうでない人には無理、ということになります。
そこから考えると儲かっていない人が何をすればよいか?という話になったときに、もし記録をつけていなければ「記録をつけましょう」という事になってしまいます。
資金管理の話も記録をつけましょうの話もそうですが、本質を言えば言うほど他愛もないように聞こえてしまい、「そんなことのためにお金を払ってきたんじゃないんだよ」ということになってしまいます。
そういえば、セミナーでは「全体的にあなたの主観(偏り)で話されているが、そんなことよりも、商品相場の今後の展望を聞きたい。ファンダメンタルはどうなのか?これから何の商品が良いのか?が知りたい。また、あなたがどうしてガソリンにこだわるのなら、ガソリンを買う理由を話してほしい」
という質問がありました。
これについてはここで少し改めて回答します。
まず、今回のセミナーはかなり主観が入っています。
テクニカルに偏りすぎています。
これについてはひょっとして間違いだったかもしれないと思う部分もあります。
というのも半分は「これから商品先物をする人向け」のセミナーだからです。
もっと、鞘とは何なのか?とか季節習性を利用した売買について話すとか、そもそも世界的な需要がどうのとかそういう話をすべきだったのかもしれません。
しかし、その一方「チャンピオンになった人のやり方・考え方を知りたい方」向けのものでもあったため、そうなると主観というかある意味偏った考え方を入れないと意味がありません。
逆に言えば誰でも話すことができる内容だけで構成されていたらそれは僕がやらなくてもよい、ということになります。
ガソリンにこだわるのは単純な話で、ファンダメンタル的に上がると思っているからではありません。(ちなみに質問をされた方はどうしてガソリンを買うのか?とおっしゃっていましたが、別に買ってばかりいるわけではなく上げでも下げでもどっちでもいいというスタンスです)
「よく動く」「慣れている」「トレンドが出やすい」からやっているわけです。
つまり目的が「儲けるため」なので、儲かりやすいものをやっているというわけです。
今回ファンダメンタル的な話を出さなかったのは、まあ、自分が語るだけの知識がない、ということもありますが、少なくともそれが投機をする上で不可欠なものではないからです。
もちろんそれを上手に利用できればよりよい売買ができると思いますが、、知らないからといって儲からない訳ではありません。それよりも他にもっと、「これを知らないと儲けは出ない」というものがあるのでそれを優先させた、ということです。
投機は機に投ずるわけですから、もっとも重要なのはタイミングです。「売りと買いどちらが有利なのか?」を計るにはファンダメンタルでどっちにつくかを知っておくのは良いと思いますが、それで利益を出せるかは別問題です。
ファンダメンタルのことならむしろトレーダーではなくアナリストのセミナーの方がよりいろいろな情報つかめるのではないかと思います。
おそらく彼らの話を聞いてもそれが即利益に結びつくとは思いませんが、お客さんが臨んでいるものがそういったものであるならば、話し手聞き手の両方にとって利益あるものです。
ちなみに株式評論家・経済評論家などのアナリストについて否定的な見方はしていません。彼らは彼らの仕事をしっかりこなしていると思います。
彼らの仕事はマーケットを分析することであって、儲けるにはどうすればよいか?の糸口を伝えることではありません。
一方、トレーダーがセミナーをするのであれば、それは普通に考えたら、経済の分析ではなく、「儲ける方法」を伝えるのが正当ではないかと思うわけです。