文春文庫 真保裕一作
ギリシャに赴任中の夫に、
交通事故で怪我をし、日本に留まっている妻から、
突然、離婚届が送られてくる。
どうして「離婚」という結論が出てしまったのか、
「手紙」という手段で、やりとりが始まる。
夫婦間の手紙なので、
最初はよく分からない箇所もあるんだけども、
読み進めていくうちに、
「あ、1通目で言ってたことがコレに繋がるのか・・・」
と、小さな謎が解けていく。
この小さな謎が、この本の大きな謎である、
妻の「祖母が犯した事件」へと繋がっていく。
ミステリーに分類されている、この本。
でもアタシは、恋愛小説だと思う。
純愛ではないけれど、
夫婦として、愛を貫く大変さを感じた。
ちょっと・・・
ほんのちょっとだけど・・・
ダンナを大切にしようと思えたw
