退院 | ~海を愛し海に守られた乳がん日記~

3月4日月曜に私は乳癌の手術をし

穏やかな3月5日火曜の朝をむかえました。

 

まだ手術したところは痛いですが、

体もだいぶ楽になって心も軽くなっていました。

 

そしたら看護師さんが来て、予定どうりの採血です。

左手には点滴の針もまだ刺さっていて、

右側は手術していることもあり

私は初めて足からの採血を体験しました。

足首に近いとこでしたが、痛みもふつうでした。

 

そして8時に朝ご飯がきました。

そこまでお腹はすいていなかったのですが

昨日は手術で1日食べていなかったり

食事をしても大丈夫ということがとても嬉しくて

少し朝ご飯を見ながら幸せを感じました。

 

パンだったのですが半分残し

おかずも全部は食べれませんでした。

やっぱり食事のごっくんは少し疲れました。

 

8時半すぎに執刀してくださった先生が

経過を確認しに回診に来られました。

 

先生は私の手術部位を確認し、笑顔で

「いいですね、この後も大丈夫そうで、希望があれば

退院して抜糸まで自宅でゆっくりされても大丈夫ですよ」と

退院の許可を出してくださいました。

 

乳房温存手術の場合、その方の手術後の経過や

その方本人がどうしたいなどの希望にもよりますが、

だいたい半分ぐらいの方は退院されていくそうです。

 

私はまだ痛みもあったり、翌日で少し不安もあったので

このまま病院で夕方ぐらいまでは様子を見させて頂き、

大丈夫そうだったら退院させて頂くことでお願いしました。

 

先生も看護師さんも、

すぐ退院を決めれない私の気持ちを尊重してくださり

快く了承してくださいました。

 

その後、主人が来てくれて

ベッドでゆっくりしていたのですが少し退屈になり

病室でのお昼ご飯はキャンセルして

病院内のレストランに食べに行くことにしました。

 

予定では今日の朝の先生の回診のあと、

抗生剤の点滴が入る予定でしたが

私は過去に抗生物質の薬で蕁麻疹がでたこともあり

点滴はしなくてよくなったので

今回の予定されていた治療は全て終わりました。

 

回診のあとに看護師さんが

最後まで残っていた左手の針も抜いてくれたので

もう私の体には何も装着されたりつながってもいません。

嬉しかったです。

 

お昼ぐらいに主人と病院のレストランに行き、

私はクリームパスタのランチセットを頼んだのですが

この時も私は半分でお腹がいっぱいになりました。

 

レストランのあとは、すぐ病室には戻らず散歩し

ゆっくりできるスペースでコーヒーを飲んでから

病室にもどりました。

 

13時ぐらいになっていました。

主人も連日病院まで来てくれて、私の心配してくれたり

言葉にはしませんが主人自身もずっと不安と緊張で

とても疲れていることが見てわかりました。

 

そして私も家に帰りたくなり

主人に「帰りたい」と気持ちを伝え、

心配する主人に何回も「大丈夫」と伝え

看護師さんを呼び「帰ります」と伝えました。

 

それからすぐ

看護師さんが帰ることを先生に伝えてくださり

お会計などの手配をしてくれている間に

私はお世話になった病室、ベットの片づけをし

退院準備をしました。

 

そして14時には私は退院の荷造りも終え

再度先生からの退院の許可も得て

清算の予約や次回予約の手続きも終えたとのことで

私はお世話になった看護師の方々にご挨拶をして

最後お会計を済ませ退院しました。

 

 

2019年、新年 1月

体の異変に気づき、右胸の塊に気づき

もしかしたらと思いながらもまさかとも思い

迷いながら不安な時間を過ごしました

 

2月8日金曜日

マンモ、エコー、触診からの針で組織採取。

 

2月18日月曜日

組織採取の結果、悪性の乳癌が確定。

 

2月19日火曜日

乳腺の造影剤MRIをとりに検査へ。

 

2月22日金曜日

私の乳癌の検査情報がほぼ集まり説明を受け

今後の治療方針を先生と決める。

その上で入院先の病院、執刀医を紹介して頂く。

 

2月27日水曜日

紹介して頂いた病院へ紹介状を持っていく。

執刀してくださる先生と会い、診察して頂き

先生からも説明などを受け、私の希望を伝える。

私の希望を叶えてくださるために急きょこの日に

手術前検査を全て受け、入院手続きもする。

 

3月3日日曜日

手術の前日に入院。

 

3月4日月曜日

乳癌手術をする。

 

3月5日火曜日

退院し自宅へ帰る。

 

乳癌とわかり、できることから

ひとつづつひとつづつクリアして

とにかく前に進み続けた

私の2週間です。

 

もちろんこれで終わりではありません。

今後、まだまだ長い治療が待ってます。

 

先生からも言われました。

「初期でも癌は癌です。とったから終わりではありません。

 ちゃんと治療が必要です。まだ100%でもありません。」

 

とにかくこれからも

ひとつづつ、ひとつづつ

進むのみです。

 

 

 

 

感謝をこめて

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