数年前には、ユーロドルはほぼ100%パリティ(1ユーロ=1ドル)と、専門家の殆どが言っていたような気がしますが、結局パリティには一度も達することなく、1.25ドルを回復しています。
当時私は、パリティは絶対にないと言っていましたが。
ユーロ圏は緩和を続け、アメリカは緩和縮小から引き締めへ転換しているのに、何故でしょう。
為替は両国の金利差に相関するとよく言われますが、私は必ずしもそうだとは思いません。
あくまでも『金利差拡大の思惑』で動くのだと思います。
現在、ドル円が下がり続けているのも、日米金利差は実際には拡大しているけど、日本が緩和縮小するのではないかという市場の思惑で下げていると説明することもできます。
最近の成績はあまり奮わないようですが、かのヘッジファンドの帝王、ジョージ・ソロスもこんな事を言っています。
『市場は常に間違っている』と。
市場は実態を100%反映している訳ではなく、実態との間に差が生まれるもの、という考え方です。
そしてその差は、正しい方向に埋められていくというのです。
つまりユーロドルの上昇、ドル円の下落は、将来のユーロ圏の緩和縮小、日銀の緩和縮小を織り込み始めていると考えることもでき、『金利差が拡大しているからドル円は買い』とひたすらドル円のロングポジションを増やすミセスワタナベさん達は注意した方がいいです。